ティモール短信(NO7)    
ティモール短信(No7)
JDRACEOD東ティモール現地代表
    久光 禧敬

 2005.10.26
 約3週間日本で過ごしました。この間皆さんから頂きましたご声援に心から感謝申し上げます。
 さて、こちらに戻りまして昨日までNHKの取材を受け(放送日未定)、次いで西日本新聞社の取材を受けました。西日本新聞社の取材記事は10月13日付けの夕刊で取り上げられたそうです。
 その後も、大使館臨時大使の授業視察、公認会計士による会計検査や、いろんなことが重なり、大変ご無沙汰をしてしまいました。
なかでも学生教育に必要な火薬・爆薬類の入手(これは東ティモール政府の専管事項ではありますが)に向けて、東ティモール政府内を駆けずり回りましたが、ついに教育期間内には入手できず、現場を預かる所長としては痛恨の出来事でした。これも想定内ではありましたが、とても現場の教官・学生に事前には言えたものではありません。
おかげで10月25日に学生の卒業式は行えず、終了式でごまかすことになりました。とにかく最後になって、いろんなことが重なり、大変ご無沙汰をしてしまいました。
 ところで、こちらは、ちょっと早めの雨季に入ったらしく、このところ毎日、特に午後、豪雨に近い雨が降ります。一瞬にして市内の道路が川の状態を呈しますが、子供たちはシャワーとバスタブ代わりにして、本当に楽しそうにはしゃいでいます。シャワーとかバスタブのない家庭がほとんどなので豪雨は自然が与える恵みのひとつと言えるのでしょう。しかし、これだけ雨が降っても四周の山々に緑は少なく、市内を流れる川幅200mくらいのコモロ川には一滴の水さえありません。石ころと砂だけが川を埋め尽くしています。こちらの人に聞くと雨季の最後には流れを見ることが出来ると言っています。
                                 久光 記
遙かティモール短信(NO7)

     

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