王土会会報 第29号(抜粋)(18.10 .1)
目次

 1王土会総会を開催

  (1) 王土会代表理事 新井光雄挨拶

  (2) 事業報告及び会則の改正

  (3) 講演会

  (4) 懇親会

  (5) ご挨拶 木村会長

  (6) 福田武器化学課長

  (7) 安井武器学校長



 2、王土会ゴルフコンペ開催

 3、インターネット

 4、会員の声

 5、新入会員

 6、事務局からの連絡


◎ 王土会定期総会開催

 五月二十六日(金)、例年通りグランドヒル市ヶ谷において、八十九名(内 名誉会員十八名)の出席を得て第四十四回定期総会が開催されました。
 まず昨年の総会以降に逝去された会員のご冥福をお祈りして黙祷が捧げられま した。その後新井会長挨拶、事業報告及び会則の改正、会計報告、新入会員及び 新役員の紹介が行われました。
 総会に引き続き、拓殖大学教授荒木和博氏による講演が行われました。続いて 多数の現役の方の出席を得て、大盛況のうちに懇親会が実施されました

[新井会長挨拶]
 本日はお忙しい中、沢山の会員の皆様の参集を頂き有り難うございます。
 先程司会から案内がありました通り、総会、講演会、懇親会の順序で進行させ て頂きます。懇親会には、過去最高の約百名と言う非常に多くの現役の方々が参 加致しますので、どうか有効に活用して頂きたいと思います
 本日は、二つの事柄について報告させてもらいます。
 一つは、昨年の総会でも申しましたが、王土会の事務局を総会以後、校長のご 厚意により武器学校の方に移させてもらいまして、一年間お世話になりました。
 武器職種本来のアットホームな雰囲気で、又積極的な御支援・協力を頂きまし て、非常にスムーズに王土会業務が進んだことに対して、武器学校長はじめ関係 者の方々に感謝しております。以前はご承知の通り、十条支処が王土会事務局で したが、現在は補給統制本部に組織が変わりましたので、火車部にお願いしまし たが、やはり、本来の職種の学校がやり易いということで、今後もこの状態を続 けていきたいと思っています。
 それから、本日は現役の懇親会参加者が非常に多いのは、陸上自衛隊改編が進 みまして、各方面は従来の職種部隊ではなく機能別編成になりまして、武器だけ で集まる機会が少なくなり、職種の集まりの必要性を感じていることによると思 います。王土会の存在意義が段々と高くなってきており、各方面にも王土会を作 ったらどうかという意見もありますので、現在理事の方で検討しております。
 二点目は、私は会長を拝命して五年経ちまして本日の総会で、新しい会長に木 村さんになって頂き、バトンタッチしたいと思いますので宜しくお願いします。 在任間、久光総括理事をはじめ優秀な理事に恵まれまして、非常に快適に業務を 遂行出来ましたことに、心から感謝申しあげます。
 在任時の着意事項といたしましては、「会員の獲得」と「会員相互の親睦」と いうことでやって参り、各理事等に頑張ってもらいましたが、成果は十分とはい えず力不足を感じており、反省しています。
 今後、木村会長を核心として、王土会が益々発展することを祈念致します。又 在任間の皆さまのご支援・協力に対し、衷心から御礼申し上げます。本当にあり がとうございました。
挨拶する新井前会長。5年間お疲れ様でした。

事業報告及び会則の改正
一事業報告
 平成十七年度は、総会(同時に講演会及び懇親会を実施)、年二回(四月及 び十月)の会報発行、事務所の移転(十条→土浦)及びホームページの逐次更新 を行いました。また、念願であったゴルフコンペを十一月に実施しました。
 今年度は例年通り、総会(総会時、講演会及び懇親会を実施)及び年二回の会 報の発行の他、昨年度に引き続きゴルフコンペを年二回実施する予定です(一回 目は五月十八日に実施済み)。
二会則の改正
昨年来の施設庁事案にみられるような現役とOB間にあらぬ疑いを持たれない ように、次の二つの項を削除するもので満場一致で可決されました。
 第4条 2 特別顧問
        陸上幕僚監部武器化学課長
     3 特別会員
        陸上自衛隊武器科関係幹部等で入会を希望する者

[ 会計報告及び監査報告 ]
一 会計報告
  平成十七年度の収入・支出は次の通りです。
  収入の部     1,623,051
            主な項目 前年度繰越金、入会金及び年会費
二 監査報告
  「平成十七年度の収入・支出について監査した結果、収支とも正確かつ帳 簿・書類もすべて正当に処理されており、異常のないことを報告致します」との 監査報告があり、平成十七年度王土会収支決算報告は、出席者全員の拍手により 承認されました。

[ 新入会員紹介 ]
 新入会員十八名の紹介があり(当日の出席者六名)、出席の各人から自己紹介 を主とした挨拶がありました。

[役員選出及び新役員紹介 ]
 会則に則り、役員の選出が行われ、十八名(新任三、再任十五)が選ばれまし た。
 新役員は、木村欣浩、 野口俊行、 野田宜嗣の三氏で、木村新会長は新井前 会長の御労苦に謝辞を述べられると共に「伝統ある王土会の会長を仰せつかり光 栄であり、またその重責を感じています。今後、私以下役員一同心を合わせまし て、王土会発展のため最善を尽くす所存です」と挨拶されました。
 退任は、前会長新井光雄、大屋敷博両氏であり、両氏には五年の永きに亘りご 尽力頂きました。



[ 講演会 ]
 引き続き、荒木和博氏の講演(演題「安全保障問題としての拉致事件」)が行 われました。荒木氏は、予備自衛官に志願される等、拉致被害者救出にかける思 いは並々ならぬものがあり、一時間余熱弁を奮われました。
 講演内容は別冊に掲載しています
[ 懇親会 ]
 講演に引き続き場を移して、会員八十九名、現役九十七名の計百八十六名及び 講師の荒木様の出席を得て、懇親会が実施されました。
 新井前会長の挨拶及び参加を頂いている現役将官の安井剛将補の紹介があり、 引き続き先の総会で選出されました木村会長、現役を代表しての陸幕武器・化学 課長福田敏一佐及び安井武器学校長の順で挨拶を頂きました。



 続いて、恒例により名誉会員を代表して菅龍之助氏の乾杯音頭で懇談に入りま した。
乾杯の音頭を取る菅名誉会員




 締めの万歳三唱は、昨年に引き続き八十五才という高齢にも拘わらず、最遠隔 地の対馬から出席された小川様の音頭で行われ、平成十七年度王土会総会・懇親 会は、来年の再会を期して無事終了致しました。
        昨年に引き続き対馬からの参加の小川名誉会員の音頭による万歳三唱

[ ご挨拶 ]
     王土会 会長 木村 欣浩
 新井さんの後任の王土会長を仰せつかりました木村です。
 伝統ある王土会の会長に選ばれまして光栄ではありますが、責任の大きさを痛 感しております。
 着任に当たり、一言ご挨拶申し上げます。司会から紹介ありましたように、本日 沢山の会員及び現役の方々のお集まりを頂きまして、このように恒例の懇親会を 開催出来ますことを本当に嬉しく思います。まずは皆様のご出席に対し、心から お礼申し上げます。このように大勢の方々がお集まりになりましたのは、武器職 種への懐かしさのためだと思います。また、赤い大きなリボンを付けておられる 方は、七十七才以上のご高齢の方々で、今日は二十名近くの方が、遠くは仙台、 福岡、京都から、小川さんにあっては対馬から毎年来ていらっしゃいます。この ようにご出席頂けるのは、武器の団結を示す証であるとともに、将来武器は更に 団結していかなければいけないという皆様の気持ちの表れではないかと思います。  後方支援体制の変換で武器職種だけが、職種部隊が無くなりました。「武器」 を冠するのは、武器学校と武器教導隊ぐらいで、寂しい限りです。これを考えま すと、王土会は武器職種の団結のため、あるいは現役とOBの意思疎通のために 中核とならなければならないと思っています。今後、私達役員一同、心を合わせ て王土会のためには勿論、武器科の将来の発展のためにも頑張っていきたいと思 っていますので、御指導・御鞭撻の程宜しくお願いします。

    陸幕武器・化学課長 一佐 福田 敏
 第十六代、通算では二十八代の課長に着任致しました福田です。宜しくお願い 致します。
 本日は、第四十四回総会が盛会のうちに終了されましたことにお祝い申し上げ ます。
 この王土会の皆様の集まりは、陸自の武器の幹部である自衛官及び事務官をさ れた方のお集まりと伺っています。即ち国を想いながら、職種の人材の育成をさ れた方々の集まりだと思います。人間の徳の中で最も崇高なものは、「国を想う 心」と「人材の育成」だということを、前勤務地の京都で舞鶴の方から教えて頂 きました。ここに参りましたら、まさにそれを実感している次第です。その人材 の育成の重要性を、育成される方も育成する方も皆感じておられますから、二百 人近くの大勢の方々がここに集まっておられるんだと思います。
 我々の心の中には、三つの心というか三つの意識があるそうです。物事に対す る「意欲」(創造的潜在意識)、考え実行するという「意識」、そして「潜在意 識」いわゆる後天的に得られる条件反射能力や生まれつき持っている能力のこと です。我々現役は、この三つの意識を高めつつ、皆さん先輩方とコミュニケーシ ョンしながら、大いなる心を抱き、夢及び理想を持って頑張っていこうと思いま す。皆さんと力を合わせて、今後我々武器だけではなく、共通という位置付けの 中で各々の人に心を注いで「武器はよくやっている」という形に持っていきたい と思いますので宜しくお願い致します。

    武器学校長 将補 安井 剛
 まずは王土会総会が、盛会裡に終わりましたことお喜び申し上げます。
 王土会の事務の所掌が、武器学校にきて一年経ちました。今後とも王土会と武器学校が連携して、この事務が進みますように努力していきたいと思っています。
 皆様ご承知のことと思いますが、本年三月、新しい後方支援体制が東北の改編により概ね終了致しました。それに併せまして、野整備部隊が諸職種連合の整備部隊及び補給部隊に変わりまして、武器という固有の部隊が無くなってきました。それに伴って武器職種のアフター5と申しますか交流の機会も無くなってきたのではないかと感じています。
 武器等の塊につきましては、陸幕の武器化学課、補統本部武器関係の各部、関東処武器関係の各部と武器学校、これが現在現役の中における武器の塊であります。従来職種部隊を通じてやってきた職種の組織としての力の発揮、職種の求心力、人材の育成等は職種部隊が無くなった今、部隊を通じてやることは、円滑に出来ない状態です。
 これからの武器の要というのは、多分陸幕の武器化学課と王土会を中心とし、その下に武器学校等の武器の塊の組織があるのではないかと考えています。武器学校としましては、陸幕武器化学課の下で実行組織として、今の兵站体制をリードし、支えていき、将来の兵站を担う人材を育成していきたいと考えています。その中で兵站意識を涵養し、職種の者に対しては武器の帰属意識、武器の意識を養成していきたいと考えています。王土会の皆様には、この職種の団結強化のために、是非力を貸して頂きたいと思います。どうか宜しくお願い致します。

◎ 第2回王土会ゴルフコンペ開催
 五月十八日(木)、第二回王土会ゴルフコンペが第一回と同じく茨城県稲敷市の江戸崎カントリー倶楽部東コースに於いて、会員等二十二名の参加を得て開催されました。
 当日は、朝から小雨混じりの天候であったが、最高齢七十一歳の吉竹氏(土浦市)をはじめ全員、悪天候をものともせず気合い十分にプレーに興じました。結果は次の通りでありました。
 優  勝  徳留 國廣(茨城県阿見町)
 準優勝  大工園 洋海(茨城県阿見町)
 第三位  横張 浩(武校・特別参加)
特別賞  阿保 文敏(千葉県習志野市)
 (武器学校長賞)

◎ インターネット
 今回は、本年三月末近年の多様な任務に対応するため、統合運用の更なる進化を目指して新設された統合幕僚監部について紹介します。
 [ 統合幕僚監部の新設 ]
 自衛隊の運用は「統合運用」が基本となることから、自衛隊の運用に関して一元的に長官を補佐する「統合幕僚長」を新設すると共に、自衛隊に対する長官の命令は統幕長がこれを執行することから、統幕長の幕僚組織としての「統合幕僚監部」が新設され、従前の各幕僚長が監督した隊務「防衛力の整備・維持及び運用」のうち「防衛力の運用」に関する職責については統幕長に移管されました。
 新たな統幕組織は、部内外との効率的な調整機能を保持しつつ、以前の統幕事務局の機能と各幕から移管された運用機能を再整理し、各幕と同様に部課編成を基軸とした幕僚監部制度を採用している。
 [ 統合幕僚監部の概要 ]
  組織図に示すように、4部8課3官の幕僚組織になっており、それぞれの部において統幕長の職責を分掌している。
 一、総務部
  第一幕僚室の機能を踏襲し、総務課と人事教育課を新設している。
 総務課は、庶務、文書、予算・会計および監察に係わる業務を所掌し、人事教育課は、人事業務及び統合教育に関する業務に加えて、捕虜の抑留及び送還等の計画に係わる業務も所掌する。
 二、運用部
  第三幕僚室の業務と各幕から移管された運用機能を再整理し、運用第一課と運用第二課を新設したもので、統合運用における中心的な役割を担う部署である。
 運用第一課は、主として武力攻撃事態等に対処することを主眼として、防衛出動、治安出動、警備出動等の自衛隊の行動及び運用に関する業務に加えて、日米共同及び特殊作戦に関する業務を所掌する。なお、従来各幕運用課が所掌していた「防衛及び警備等計画」の策定機能については、この部署に集約される。運用第二課は、主として地震・原子力災害等の災害派遣及びイラク特措法、テロ対策特措法に基づく活動を含む国際協力平和活動に係わる自衛隊の行動及び運用に関する業務等を主として所掌する他、統合訓練に関する業務を所掌する。
 三、防衛計画部
 第五幕僚室の業務を拡大・発展させ、防衛課と計画課を新設したものである。
 防衛課は、軍事専門的見地から統合運用に係わる政策支援を実施するための調整業務を担う他、防衛交流・軍備管理等に係わる業務を所掌する。
 計画課は、統合運用の観点から将来の防衛戦略及び防衛構想を考察し、統合長期防衛見積及び防衛中期防衛見積等を作成する業務を所掌する。
 四、 指揮通信システム部
 第三幕僚室等の所掌業務(通信電子室等)を部として独立させ、指揮通信システム企画課及び指揮通信システム運用課を新設したものである。
 指揮通信システム企画課は、指揮通信システムに関する装備体系及び調達・補給管理に関する業務の他、統合指揮通信システムに係わる装備品の研究改善等の業務を所掌する。
 指揮通信システム運用課は、指揮通信システムに係わる計画・運用に関する業務の他、電波の運用・監理及び暗号に関する業務を所掌する。
 五、報道官
 第一幕僚室広報班の機能を充実拡大させ、報道官として独立させたものである。統合運用に関しての国民の信頼・協力を得るための広報活動の実施及び運用に係わる対外報道の一貫性を確保するための業務を所掌する。
 六、首席法務官
 第一幕僚室の法務機能に各幕からの運用に係わる法務機能を集約し、首席法務官として独立させたものである。統幕長の運用に係わる状況判断及び決心に寄与する法務アドバイザーの機能を保持すると共に、統幕の法務に関する業務及び法的な調査研究に関する業務等を所掌する。
 七、首席後方補給官
 第四幕僚室の業務を引き継いだもので、迅速かつ効果的に後方支援を行うために必要な後方補給機能(補給、整備、衛生、輸送等)を集約し、必要に応じて各幕等の統制及び調整業務を実施する他、NBC等に関する医学専門的な助言に関する業務も所掌する。


会員の近況

 第四十四回王土会総会出欠通知の通信欄からの抜粋分を主として掲載します

    鹿児島県姶良郡蒲生町  有村 穆尚
 平成十七年三月末で三回目の定年を迎え、無職になりましたが、地区公民館等の役員を仰せ付けられ、かえって現役時代より忙しくなり、残念ながら欠席いたします。王土会の益々の発展を祈念致します。

    茨城県稲敷郡阿見町   池田 啓祐
 糖尿病と十数年、心筋梗塞で三本のバイパスを架けて八年、脳梗塞と七年付き合って毎日が薬づけの生活ですが、何とか生きています。この六月に八十歳になります。今年は、モーツアルト生誕二百五十年で、毎日大好きなモーツアルトの曲が聞こえてきて楽しいですね。

    千葉県八千代市     石躍 邦彦
 私も八十三歳となり、体調も今のところ異常ないのですが、一ヶ月毎の健康診断を受けて健康維持に努めています。御一同の健勝と多幸を祈っております。

    東京都小平市      石丸 逸郎
 出席したい気持ちはやまやまですが、体調あまり優れず欠席します。皆々様に宜しく。御盛会と共に王土会の限りなき御発展を祈っています。歳には克てないと痛感する毎日です。

    神奈川県小田原市    伊東 邦彦
 土いじり(陶芸)に生き甲斐を見出し励んでおります。同好会(会員八十名)の副会長をやらされ、目下、窯焼成のマニュアルの改訂に取り組んでいます。

    岩手県九戸郡洋野町   大杉 榮二
(心境)・馬齢七十七歳の峠を越す。めでたくもあり、めでたくもなし。・村人曰く「流石!元自衛官鍛えていますネー」 うれしくもあり、うれしくもなし。
数年前総会に出席すべき市ヶ谷へ、閑散としてその気配なし。再度案内を見ると、前日だった。担当者に平謝り、ボケか単なるオッチョコチョイか。その時期が来ると思い出す。

    三重県松阪市      大西 静也
 退官して二十五年。齢七十六になりました。頭も薄く白く、目は老眼、耳は補聴器の世話になり、全ての反応が遅く、鈍くなりました。自治会、老人会、交通安全の役員で毎日忙しく飛び回っています。十二年程前に大腸癌の手術。体力回復のため歩き始めて十年、体調も良く、健康である喜びを感じている昨今です。生活習慣病の数値が高く、主治医の勧めもあり一年かけてダイエットに挑戦。八十五Kgあった体重を七十Kgに落としました。お陰で全ての数値が標準以下に落ちました。会の益々の発展と皆々様の御健勝を祈念致します。

    茨城県稲敷郡阿見町   大薮 素臣
 夜間の一人歩きは自重しており、総会への出席は出来ませんが、お陰様で不具合のところもなく、元気で過ごして居ります。王土会の益々の御発展と会員諸氏のご多幸を祈念申し上げます。

    北海道札幌市      金谷 敏勝
 昭和五十二年一月三日退官。勤務した二十七年間の懐かしい思い出の数々を振り返っています。現在七十九才。健康状態良好で町内活動で元気に走り廻っています。王土会の皆々様のご健康とご多幸をお祈り致します。

    宮城県仙台市      兼子 博勝
 昨年八月で会社をやめ、健康管理に努めながら充実した毎日を過ごしております。最近、方面武器隊の廃止式や補給処武器部の解散式と続き、一抹の寂しさも感じています。次回の王土会には是非参加し、これまで御指導頂いた皆様にお会い出来ることを楽しみにしております。

    埼玉県川越市      亀川 正暎
 元気にファミリー農業をやっています。約百坪で少し広すぎるようですが、何とか機械を使用せず人力で耕作しています。この時期は極めて多忙です。皆様のご活躍を祈ります。

    北海道恵庭市      木村 龍雄
 担当者の皆様には大変お世話になり厚く御礼申し上げます。改編、改編で郷里を失った淋しさを身に感じる昨今、まだ唯一純血を守る武器学校の存在にふれ安堵しているところです。

    北海道札幌市      日下 光次郎
 昨年から年金生活に入り、遊びの人生を楽しんでいます。地域活動を少しして健康管理をしていますが、足腰が弱くなっています。王土会の益々のご発展を北の地よりお祈り致します。

    山形県山形市      草野 稔
 心機障害の私ですが、どうにか持ちこたえております。昨年の秋で、6Dの武器OB会長を退任いたしました。私も満八十の大台を越えました。これまでの長寿に感謝しながら生きていきたいと思っております。中央の総会にはいつも欠席で申し訳ありません。今回も体調思わしくなく参加出来ません。ご容赦下さい。会の今後の発展と皆様の御健勝を心から御祈念申し上げます。

     宮城県仙台市     齊藤 昭夫
 いつもながらご高配賜り感謝にたえません。会報いつも懐かしく拝見致しております。自衛隊生活の大部分を武処(管理課長他)、武校(教材、管理課長)に勤務し、多くの上司、先輩の訃報に接し、当事のことが走馬燈の如く思い出されます。王土会の永遠の発展と会員の皆様の益々の御発展、御健勝をお祈り申し上げます。

    宮城県柴田郡柴田町   迫  茂
 毎度会報のご送付ありがとうございます。定年後二十七年になりますが、いまだ変わらず元気にシルバー人材センターの派遣で公共施設に勤めております。OBの皆々様の御健勝を祈念申し上げます。

    京都府京都市南区    島田 巍
 妻と死別して三年。近頃体力・気力の衰えを痛感?。今一度、四国八十八カ所遍路旅をと思案中

    東京都福生市      鈴木 則明
 六十五才となり、仕事も三月末をもってひとまず退職となりました。再々就職をと今あちらこちらにお願いしておりますがなかなかありませんね。

    東京都世田谷区     徳岡 浩
 王土会報いつも楽しく拝読しております。日進月歩のIT兵器驚くばかりです。私、現在腰痛に悩まされておりますが、薄皮を剥ぐように徐々に回復しているように思われます。

    神奈川県横浜市神奈川区 鶴  勉
 一月に愛車もスクラップ処分し、専ら歩きで近隣散策。相変わらずビデオ撮り編集に明け暮れしています。四月十四日に歴史愛好会七名を引率、三十年ぶりに筑波山へ、さすがに息切れがひどく休み休みの登山でしたが男体山、女体山を踏破し、生のガマにも再会してきました。

   福岡県福岡市中央区    中村 正
 九州に戻り、早くも三ヶ月が過ぎました。今のところのんびりさせて頂いております。王土会の御盛会を祈ります。

    埼玉県さいたま市南区  西島 皎
 気持ちだけは青年ですが、現実は各部に老化現象が現れています。ことしも欠席します。王土会の益々の御発展を祈念します。

    兵庫県伊丹市      橋本 良
 毎日午前中、こや公園散歩(外周五キロ、千僧駐屯地西部) 午後、午睡・執筆(歴史と人物)、会社へ(マンション管理)。毎月広報誌に投稿―すでに約百編になる(乃木、東郷等)。

    福岡県筑紫野市     林田 重郎
 お陰様で相変わらず元気に過ごしています。平成十二年五月九日に始めたトレーニングも四百三十五回を数え、自転車走行及び歩行の累計距離は五九〇九、八Kmに達しました。でも残念ながら八十二才。少しずつ身体各所に老化現象がみられるようになりました。

    大分県豊前市      平尾 三千彦
 故郷へ帰って四年。第二の人生を終えて一年。目下母親(九十五才)の介護に時間をとられているこの頃です。出来るだけ自分の時間をとって、有意義に過ごしたいと思っています。

    北海道千歳市      平野 清
 昭和二十五年、警察予備隊入隊以来五十六年経過。お陰様で、防衛庁と民間企業の第一線勤務を現在まで継続中です。身体は老いても「心の若さ」だけは、これからも継続していたい心境です。

    栃木県那須塩原市    前田 利昭
 那須地区に越して三年。制服に身を固めた隊員諸兄の雄姿に接する機会は殆んどありません。それだけに、時折飛来するジェット戦闘機やヘリコプターの爆音を聞く度に空を見上げて、現役諸官の活躍に声援を送りますと共に感謝の意を表しています。「お陰様で穏やかな日々を過ごすことが出来ます」と

    熊本県上益城郡益城町  前田 勝
 第二の人生もラストラン、退職後十年目、今年も元気で仕事、ボランテイア、日常生活にと過ごしております。今の仕事を退職後は全国の知人との再会を楽しみにしております。

    茨城県稲敷郡阿見町   村上 隆
 歳相応に晴耕雨読で年金生活を楽しんでおります。畑、釣りと週一のテニスが生活パターンですが、身体もあちこちがたついてきて騙し騙し使っています。

    和歌山県和歌山市    森迫 春男
 阿見は、戦中予備学生として入隊、戦後武校車両科の教官として勤務した想い出の地です。私は、台南工専卒業前の九月に予備学生として追浜に入隊、戦中のこととて出航した船は、中国大陸、朝鮮半島と沿岸を航行し、入校がおくれ身体に合う軍服が無く、しばらくは休日に外出も出来なかったことを思い出します。その点への配慮か、卒業後の配属は台南航空隊、やがて帰仁基地(台南の奥地)指揮官として終戦となりました。戦後、海軍時代の上官の縁故で武校車両科の教官、数年後その上官の薦めで大阪の運輸会社に勤務。このため、本籍地の広島県尾道市とは無縁となり、和歌山に定住することになりました。変転の人生、その集積が腰痛かと苦笑する晩年です。老人の繰り言大変申し訳ありませんでした。会の皆様のご隆盛と会の益々の発展をお祈り申し上げます。

    神奈川県相模原市    関口 晋一郎
  「男たちの大和」の舞台を訪ねて  四月二十六、七日、私は観光ツアーで家内と映画「男たちの大和」の部隊となった尾道から江田島まで回りました。
・尾道ではこのツアーの目玉である戦艦大和の実物大と言われるロケセットを見学。全長百九十メートルの大きな船体、船首の菊の御紋章、広大な甲板、聳え立つ艦橋、巨大な四十六センチ主砲とその3連装砲塔、両弦の副砲等々、実にリアルに出来ていて撮影に使われたセットとは思えぬ程。本物に乗艦した気分で甲板を闊歩しました。メデタイナ!。なお、艦上も道路も大賑わいでお年寄りの多かったこと・・・・。
  *ロケセットは、尾道の日立造船所跡地に制作費六億円と私費二億円で建造された由。
  *当然ながら、尾道では「文学のみち」を散策しました。念のため。
・呉では「大和ミュウジアム」を見学。館内には実物の十分の一の大きな大和の模型(全長二十六、三m、前幅三、九m)が展示されており素晴らしさに脱帽。観光客が多くて写真を撮るのに一苦労。また「呉」の沢山の資料に感銘。なお「ミュージアム」は昨年四月にオープン、十一月までになんと百万人が訪れた由。尾道のロケセットもほぼ同様かも。見学後、埠頭に立って呉港内を遊弋する海上自衛隊の護衛艦と潜水艦を眺望。更にバスの車窓から呉鎮(旧呉鎮守府、現在海自地方総監部)の豪華な建物や大和を建造した旧造船所(大きな壁面に「大和のふるさと」の文字あり)、記念碑などを望見して軍都「呉」を実感した次第です。
・広島では市内観光のあと、牛品港を見下ろすホテルに宿泊。天望絶佳。耳を澄ませば昔の「・・・宇品港・・・」の歌が聞こえるようだった??。古いナ!!。
・最後は海自の第一術科学校と幹部候補生学校が所在する江田島。久し振りに訪ねましたが赤煉瓦の本館、大講堂、教育参考館等々、伝統ある建物には威厳と風格を感じ、身も心も引き締まる思いがしました。案内してくれた職員は気合いが入っていて明快、構内を歩く隊員も堂々としていて爽快。ここには旧海軍兵学校以来の伝統が受け継がれていると思うことしきりでした。参考館で勝海舟はじめ幾多の将星、特攻隊の方々の数多くの遺影、遺書、遺品を拝観して涙し胸が一杯になりました。
 陽気なバスガイドさん曰く。江田島の隊員さんのモットーは「スマートで、元気で目配りが利いて几帳面。も一つ大事な負けじ魂。」だそうです。また、売店の入口には「江田島へようこそ、国を愛し、国を護る。海上自衛隊」の立て看板がありました。土産品を買ったら、Z旗が印刷された袋に入れてくれました。イヤハヤ・・・・。
今回は慌ただしい二日間でしたが、実りの多い旅だったと思っています。これからも健康第一、元気で頑張るつもりです。

  ☆ 新 入 会 員(18年9月1日現在)
     「どうか宜しくお願い致します」
  小川 幸雄(補統本)     山下 英継(九処)
  伊東 成夫(武校)       岡崎 宗男(東方)
  安井 剛(武校)        谷川 徳雄(北処)

◎事務局からの連絡
[ お詫び ]
 前二十八号発送時に同封致しました年会費振り込み用紙に、金額(1,000円)が未記入であり、かつ案内が不十分であったため、会費納入に当たり、多数の会員皆様にご迷惑をお掛けしましたこと誌面を通じましてお詫び申し上げます。

[ 寄付受 ]  吉枝 直樹様(鳴門市大津町)から、本年五月、寄付金を頂戴しました。会の発展等のために有効に使用させていただきます。

◎ 「編集後記」
 本号で紹介しました昨年度末の統合幕僚監部の新編に引き続いて、七月末には防衛庁内部部局、装備本部及び技術研究本部等の新改編が実施された。これらの新改編は、最近の自衛隊を取り巻く安全保障環境の変化及びITをはじめとする各種技術の進歩等に対応するためになされたものである。これに伴って陸幕、各方面総監部及び地方連絡部(地方協力本部と改称)の改編も行われている。本号ではスペースの関係上掲載出来ませんでしたが、次号では新組織の要点等について紹介する予定です。




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