王土会会報 第27号 (17.10.1)
目次

  1、王土会定期総会開催
   (1)会長挨拶 
   (2)ご挨拶 陸幕武器・化学課長
          1等陸佐 新村暢宏 様
 2、会員の近況
   ティモール短信
 3、新入会員、 訃報
 4、事務局からの連絡
 別冊 講演会
    荒木 肇 氏 

 ◇ 王土会定期総会開催
    
 去る5月13日、例年通り東京のグランドヒル市ヶ谷において、会員102名(内名誉会員21名)の出席を得て第43回王土会総会が開催されました。
 会長挨拶の後、事業報告、会計報告、新入会員及び新役員の紹介が行われました。また、昨年の総会以降亡くなられた会員のご冥福をお祈りし、黙祷が捧げられました。
 総会に引き続き、講師荒木肇氏の講演が行れました。続いて懇親会に移行し、多数の現役の方の出席を得て大変盛況でした。

[会長挨拶]
 本日はお忙しい中、多数の会員皆様にご出席頂き有難うございます。
 総会は次第に従い進て参りますが、懇親会は現役の方72名に参加して頂きまして、会員の方102名と合わせ総勢174名の多くの方の参加を頂いています。
 三点ご報告させて頂きます。
 一点は会員の増加ということです。本年は少しやり方を変え、退官者を2年くらい遡って、入会のご案内をさし上げましたところ、28名の方に入会して頂き、例年に比べて2倍以上の新入会員を得ることが出来ました。今後とも会員の増加につきましては鋭意努力して行きたいと思いますので、宜しくご協力の程をお願い致します。
 二点は王土会のゴルフコンペですが、総会以外の親睦会ということで昨年もゴルフコンペを検討しましたが実行できませんでした。本年は是非土浦地区で秋の平日に王土会のゴルフコンペをやりたいと考えております。決まりましたらご案内を差上げますので多数の皆様にご参加して頂きたいと考えております。
 三点は王土会の連絡先、所謂事務方であります。 諸般の事情で今まで王土会の運営は補給統制本部火器車両部に全面的にご協力頂いておりましたが、いろいろな事情がありまして今回この総会以後、前武器学校長の飯島さん、安井武器学校長のご好意によりまして事務方の協力を武器学校の方でやって頂くことになり、手続きを進めております。
 ちょっとした会議は補給統制本部火器車両部をお借りしたいと思っておりますが、諸事万端の事務方への協力は全面的に武器学校の方へお願いするということで進めてまいります。理事一同これからも王土会の発展に全力をあげたいと想いますので宜しくお願い致します。本日は有難うございました。

[事業報告等]
  平成16年度は総会(総会時、講演会及び懇親会を実施)の他、年2回(4月及び10月)の会報発行及び名簿の改正・発行を行いました。また、王土会のホームページを開設しました。
 今年度は例年通り、総会(総会時、講演会及び懇親会を実施)の他、年2回会報を発行致します。また、王土会のゴルフコンペを計画しております。

[平成16年度会計報告及び監査報告]
   収入の部     1,432,917円
      主な項目 前年度繰越金、
             入会金、年会費及び名簿代等
   支出の部       581,174円
      主な項目 通信費、会報等印刷代、
             弔意費及び事務運営費等
   来年度繰越金    851,743円
 「平成16年度の収入・支出について監査した結果、収支ともに正確かつ帳簿・書類もすべて正当に処理されており、異常のないことを報告致します」との会計監査報告があり、平成16年度王土会収支決算報告は、出席者全員の拍手を戴き承認されました。

[新入会員紹介]
 更に、新入会員28名の紹介があり(当日の総会出席者11名)、前武器学校長の飯島矢素夫氏から「5年後には武器大隊、方面武器隊の職種部隊がなくなると聞いております。従いまして王土会を益々発展させ、OBと現役あるいは武器職種全体の団結を図って行ければ……と思っております。その一助として我々新入会員も先輩のご指導を受けながらやっていきたいと思っておりますので宜しくお願い致します」との挨拶がありました。
「新入会員です。宜しく…」

[新役員の紹介]
 司会の田中理事から新役員、(役員4名を増員)の紹介があり、出席者全員から承認されました。
   新任理事  酒井 省三 氏
   新任理事  大田 保重 氏
   新任理事  村田 洋二 氏
   新任理事  田中 一平 氏

[講演会]
 引き続き、荒木肇氏の講演(演題「現代化社会の中の陸上自衛隊」)が行われました。荒木氏は陸上自衛隊の良き理解者として、多数の部隊で講演されております。講演内容も教育者である荒木氏の見た陸上自衛隊ということで大変参考になりました。
 講演内容は別冊に掲載しております。
「公演中の荒木先生」


[懇親会]
 講演に続き会場を瑠璃の間に移し、懇親会が実施されました。
 最初に新井会長の挨拶及び参加頂いている現役将官(武器学校長安井将補、契約本部副本部長柴田将補)の紹介があり、引き続き武器・化学課長新村一佐から挨拶(内容後掲)を頂きました。
 続いて、名誉会員の高田統氏の音頭で乾杯し、懇談に入りました。多数(72名)の現役の方々に出席して頂き、懇親会は和気藹々の雰囲気の中、職種意識を高揚し大変盛況でした。また、講師の荒木様にも懇親会に参加して頂きました。
 最後に対馬の遠隔地から83歳という御高齢にも拘らず毎年王土会総会に出席して頂いている小川様の音頭で万歳三唱が行われました。
「高田様の音頭で乾杯!」

「懇親会は大盛況でした!」

「小川様の音頭で万歳三唱!」



  ◎ご挨拶

     陸幕武器・化学課長
        一等陸佐 新村 暢宏 
第43回王土会定期総会のご盛会を心からお祝い申し上げます。
昨年、武器・化学課長に着任して1年が過ぎましたが、昨今非常に感ずることがございます。
 現役の間では「存在に意義ある自衛隊から行動して評価される自衛隊に変わった」とよく云われておりますが、イラク派遣等のオペレーションをやっている中で、兵站の重要性が叫ばれ、兵站に関する実務能力のある幹部が非常に重要だということが認識される時代になってまいりました。まさしく、これから我々が求められている時代になってきたと思います。そういう意味でも我々は今まで以上に力をつけ、期待に応えていかなければいけないと思っております。
 OBの方もご存知のとおり機能別部隊になりまして、萌黄色の部隊旗が逐次なくなっていっております。あと2〜3年後には師団武器隊がなくなります。そういう時に我々がOBの皆様から継承してきたアイデンティティーをどうやって維持するのか――これについて新井会長とも何回かお話しさせて頂いておりますが――そのためにも我々は王土会の皆様にお助け頂く部分が相当あるのではないかと思います。それぞれ全国に沢山のOBの方々が居られますが、武器科職種で部隊指揮官・幕僚等に就いている者を激励して頂いたり、「昔はこうだった、こうやった」とか、昔の話しを沢山インプットして頂きまして、武器科のDNAを受継いでいかなければいけないと思っております。そういう意味では王土会の皆様には今まで以上にお願いしたい部分が出てくると思いますので、今後とも是非我々現役を叱咤激励して頂きたいと思っております。
 最後になりましたが、王土会の益々のご発展、武器科の益々の発展、ここにご参会の皆様の益々のご清祥を祈念して御挨拶とさせて戴きます。

◇ 会員の近況

          埼玉県日高市  朝枝 俊勝
 年相応に元気に過ごしております。各位のご健勝とご盛会を祈念申し上げます。

          北海道恵庭市  麻山 徹
 王土会事務局の皆様ご苦労様です。昭和59年8月定年(北処武器部)、北処歴史を忘れることなく、現在北処武器OB会事務局長を継続中です。老骨(古希経過)に鞭打ち至って達者でおります。
 中央での総会に参加出来ず残念であります。伝言を松尾理事、前高木会長に、「ご無沙汰申しており、小生至って元気にしておりますこと」何卒よろしくお伝え頂ければ幸いであります。

        千葉県松戸市  飯田 一寛
 自衛官を定年になって20年になります。振り返って人の幸せは出会いによって決まると云われます。在職中に大勢の方々とお会いすることが出来て、感謝しながら想い出しては元気の源にしております。現在は高齢化社会を迎えて、市が行う高齢者支援のボランティア活動に精出しております。人間は体を動かすことが大切ですから。
 私の勤務した、十条、武器補給処、市ヶ谷駐屯地もすっかり変って昔の面影はありませんね。

         東京都福生市  池田 正夫
 毎度、会報にて近況のお知らせくだされ厚くお礼申上げます。
 特に最近の隊員各位の様々な活躍に感謝すると共に心強く嬉しく思います。私は自転車で体力の維持に努めております。どうぞ皆様益々お元気でご活躍下されますようお祈り申上げます。

          埼玉県熊谷市  石山 良橘
 御通知有難うございます。地元の総会があり欠席いたします。
 昨秋妻に先立たれましたが、自己責任に於て年令相応の健康で意義ある毎日を努めております。盛会を祈念申し上げます。

       東京都墨田区  伊藤 謙介
 今回も予定と重なり参加出来ず残念です。会報により王土会のご活動は拝見しております。退官後19年目を迎え、世の中が大変な変動の時代を歩んでいることを感じます。自衛隊の役割が益々重要になってきました。現役の方々のご苦労がしのばれます。
 私は幸い健康で、マイペースでISO関係のコンサルタントや、区の環境委員、マンション管理組合理事長等多少なりとも社会と接しています

       茨城県土浦市  伊藤 次男
 犬の散歩、通院、パソコンなどでなんとか年相応の健康を保ちながら趣味を楽しんで居ます.皆さんのご健康をお祈りしてます。祈るご盛会!

       東京都板橋区  稲見 達之
 ご盛会をお祈り致します。マンションの管理組合の総会準備のため生憎出席出来ません。1年間のボランティア理事長ですが、住民の広範・多様な苦情・要望に振り回されました。

       埼玉県上尾市  井ノ上 隆
 毎回ご案内いただき有難うございます。身体が不時由で下半身に障害があり出席もままならぬ状態です。毎日リハビリに通い、一日も早い回復に努めています。会員皆様のご活躍を祈ります。

       東京都江東区  今村 有禧
 昨年12月に初めて坐骨神経痛になりました。長兄(故人)が神経痛で痛がっているのを見ましたが、当時は内心何が痛いのだろうと他人事でしたが、自分がなると中々云いようのない痛さです。医者は痛くても歩いた方がよいと申します。本などには6ヶ月くらいで治まるとあり、事実最近は大分楽になりましたが、未だやや不安もあり会の方は失礼します。

       茨城県稲敷郡阿見町  岩槻 弘
 5月14日〜15日全国組織の代議員会総会に泊りがけで出席のため欠席いたします。昨夏喉頭ガンによる喉頭摘出手術で声を失いました。第二の声として食道発声にとりくんでおりますが、半年では思うように話せません。赤ちゃんでも2〜3年かかるのですからそれ位は努力しなければと思っております。80歳近くなると色々ありますね!

        青森県青森市  岩渕 明一
 今年こそは念願の王土会総会に参加したいと思って居ましたが、昨年から今年にかけての豪雪にて足腰を痛め、治療に努めましたが残念ながら欠席となりました。まだまだ70才を越えたばかりなので来年こそはと思って居ります。

        熊本県熊本市  大隈 富雄
 王土会の皆様にはご健勝でご精励のこととお慶び申上げます。私、地元の町内会との方々との交流と種々の行事、雑用に追われ奔走しております。
17年2月12日、師団武器大隊の廃隊記念パーティがありましたが、武器職種として一抹の寂しさを心に覚えました。王土会会報の拝読を楽しみにしております。

        神奈川県相模原市  岡田 利行
 王土会会報受領しました。会報は楽しみにしています。
 日々健康?で過ごしています。年令も人生の終末期となり、身体も若干ガタが来ていますが、毎年1〜2回旅行に出かけています。今年は東欧8ヵ国16日間の予定で旅行し、各国の表面だけですが観光してくるつもりです。

        富山県富山市  籠 宗信
 定年退官して10年になりますが、総会に一度も参加できず誠に残念に思っております。仕事を持ち、遠くに居ると中々行けないものですね。

        北海道恵庭市  可児 肇
 何時もお世話になり感謝しております。お陰で元気で76才となり、好きな詩吟や川釣り、パークゴルフ等に余念なく幸せに暮らさせて頂いております。
 末筆乍ら王土会皆々様の益々のご健勝をご祈念申上げます。

        東京都杉並区  片山 駿男
 小生、2月退院後も体調不良が続き、加えて余病も発病し、寄る年波で中々回復せず遺憾ながら欠席致したく、諸兄によろしく御鳳声下さい。

        静岡県袋井市  加藤 昌平
 百歳の恩恵を賜り感激し、更に心身を自愛し、拝謝の日々を大切に過ごしたいと念じております。今後も引き続き会員の列に加えて頂きたく申請致します。

      宮城県仙台市宮城野区  加藤 忠義
 会社定年から1年半が過ぎましたが、4月から農業大学校の舎監として再々就職しました。

        北海道夕張郡長沼町  加藤 裕章
 ご案内を戴ながら、欠席の段申し訳ありません。なかなか都近郷の方々のようには行きません。
 愛犬と共にリハビリのつもりで散歩と体力維持に心掛けております。皆様のご健勝と王土会の発展を祈念しております。

        茨城県稲敷郡阿見町  河村 和彦
 妻の介護のため目が離せないので失礼させて頂きます。
 小生はお蔭様で年相応に元気にしております。

          熊本県熊本市  岸良 巖
 現在、東ティモール復興支援チームの一員として出陣準備中です。
NPO法人、日本地雷処理センター(JDRAC)
 長    久光禧敬氏
 同行  大脇友三郎氏
 〃    本人
出発は5月上旬の予定、期間は2年の予定です。

       山口県山陽小野田市  北嶋 一孝
 王土会会報毎回懐かしく拝見しています。80才を超えていますが幸いこれといった病気もせず元気にて生活しています。
 人の手をかりて、専ら晴耕農作業に精を出しています。また週末はボランティアとして自宅で小中学生を中心に勉強会と称して若いエネルギーの中で過しています。

         茨城県つくば市  喜多 英雄
 なんとか健康を維持して、社会への報恩活動を第一に考えて過ごしております。文化芸術に感心を持ち、深く魅かれるものがあり、時間の少なさを歎いている状況です。

         千葉県八千代市  北村 繁光
 健康管理のためゴルフと空巣防止パトロールで歩き、ボケ防止のため米国特許の抄録づくりをやっています。今年は40年お世話になった地元にお礼の意味で自治会長をやることになりました。これもボケ防止に役立ちそうです。

       千葉県松戸市  木村 敬
 何時もご無沙汰をし、大変失礼申上げております。古希を過ぎ仲間も大分少なくなり、淋しさを感じておりますが、今は一人身になり早や10年、相田みつおの「こころに暦」の中の言葉に「生きてるうち、はたらけるうち、日のくれぬうち」とあるように趣味の風景写真を撮りに出かけるのを唯一の楽しみとしております。最近は下の娘と撮り比べをするようになりました。会のご発展を祈念しております。

        埼玉県北本市  黒岩 倫二
 持病の高血圧症ならびに脊柱靭帯骨症のため残念ながら総会を欠席させて頂きます。皆々様のご健勝、ご活躍の程をお祈り申しあげます。

        千葉県船橋市  近藤 政彦
 ペースメーカー、緑内障、白内障、腰痛等五枚のカルテ持ちで、殆ど毎日の病院かよいを楽しんでいます。88才。王土会だより宜しくお願いします。

         埼玉県所沢市  榊 博
 年なりに老いつつも無事日々を過ごしております。出席のうえ諸兄のお元気な顔を拝見致したいと思いますが、どうも夜の外出がおっくうになって参りましたので失礼させて頂きます。何時もながらの配慮深謝致しております。最近は外国に留学中の孫2人とメールを交換すべくPCでボケ防止中です。

         宮城県名取市  佐藤 省一
 昨年8月、50年連れ添った家内に先立たれ、いささか落ち込んだ後半でした。徐々に立ち直りましたが、いかんせん82才、空元気ですね。皆様に宜しく。

         茨城県稲敷郡阿見町  佐野 猷
 会報有難うございました。新旧防衛大綱の要約と別表の比較表等大変わかり易く拝見致しております。
 昨年に喜寿も過ぎ、なんとか過ごしておりますが、腰痛の為座っているのが40〜50分が限度の為ご無沙汰しております。今後共、会報楽しみにしておりますので宜しくお願い致します。

      佐賀県神埼郡三田川町  塩川 義弘
 昨年、妻が脳梗塞を病い、現在左の手足にマヒが残り通院リハビリ中のため介護をやっている関係で出席不能です。ご盛会を祈念申し上げます。

      宮城県多賀城市  菅原 守一
 総会のご案内、会報ご送付お礼申し上げます。86才の高齢になりましたが、母隊東北処の記念日に出席致し、元気に旧知人とお会いして活を入れて過ごしてます。

       東京都北区  鈴木基之
 この度、伝統ある王土会に入会させていただきました。
 私儀の自衛隊経歴は、昭和35年防衛庁技官として武器補給処十条支処部品工作工場(設計係)に入隊、じ後十条支処技術科〜武処技術部〜陸幕武器化学課火器班〜武処補給部〜陸幕衛生部〜東北処調会部〜需処技術部〜補給統制本部需品部〜関東処総務部に勤務。平成13年3月関東処で退官しました。自衛隊勤務42年のうち30年を武器職種で勤務させていただきました。

       神奈川県相模原市  関口 晋一郎
・会報拝受。本号では、日頃の関心事を簡潔明快に説明して頂き興味津々、勉強になりました。中身の濃さを感じており、次号が楽しみです。
・先般、第一次イラク派遣隊長番匠一佐の話を聴き平成のニュー・サムライを見る思いで感銘。元気を貰いました。
・当方、無病息災。毎月「歩く会」に参加のほか、座間キャンプ周辺の旧陸士練兵場の台地で匍匐前進ならぬウォーキングを続けています。

       福岡県嘉穂郡穂波町  副島 秀三郎
 今年もまだ山登りが出来ることを幸いとして身体の調子を整えながら挑戦中でして、仲間達との約束が早い時に成立し、一度は出席したいと思い乍ら、ついつい優先順位を後位にしてしまう様なもので失礼しております。
 元気とはいえないのか、どうにか元気なのか自分でも分かりませんが、中高年の登山について行っている様なもので、左程ヤヤコシイ病気もないところです。

      高知県香美郡香北町  武石 正
 心臓冠動脈の5本のバイパス手術から4年を経過し、概ね順調に回復していますが、今年になってから40年前に腰椎分離症の手術を受けたその効果もなくなり、現在腰痛に悩まされていますので総会は欠席させて頂きます。王土会のご盛会を祈念申上げます。

      兵庫県加西市  谷 淙之介
 5年前から3度に亘る手術でかなりダメージを受けておりましたが何とか立直り、かなり元気を取戻した此の頃です。若い時の様には参りませんが何れあちこちに出掛けたいと思っております。
 王土会に参加すると昔の懐かしい仲間に会える、大勢の皆さんに会えるので何とかもう一度参加出来るよう頑張ります。ご盛会をお祈り申上げます。

     埼玉県富士見市  谷口 恒夫
 平成15年10月補統弾薬部で定年を迎え、鰍hHIエアロスペースに再就職後1年半となりました。毎日2時間の新幹線通勤にも慣れ、浅間山の噴火を警戒しながらもゴルフ場に囲まれた環境で快適に過ごしております。当日も群馬県富岡市で勤務しており出席出来ません。

         北海道札幌市  千代 孝光
 年相応の健康を維持し自分のライフワークを大事に地域社会との係わりを大切に生活しております。仕事の方も3月31日で終わり年金生活になりました。王土会会報有難う御座います。総会の盛会を祈っております。

          東京都立川市  中筋 豊
 数年前に心筋梗塞で3回入院し、それ以来6種類の薬をのみながら何とか過ごしております。今年は花粉症がひどく総会は欠席することにしました。

         福岡市博多区  長谷川 国美
 当地は新聞等で報道のとおり3月30日11時頃ズドンという音ととも震度7弱の地震、激しい横揺れが数秒続き立っていられない程でした。早速外回り、屋根等点検しましたが、お蔭様で異常ありませんでした。震源地は博多湾に浮かぶ人口約700人、漁業専業の玄海島、目下全員福岡市体育館等に避難中。第4後方支援連隊は約1週間救援支援活動に出動、風雨の中無人家屋の警戒並びに雨漏れ防止の屋根シート張りに従事、無事任務完了、同連隊創隊記念日3月27日の前日に帰隊。正岡連隊長以下全員疲れも見せず、士気旺盛厳粛裡に記念行事完了したことを併せてお知らせします。
 先人の教えのとおり、油断大敵「災害は忘れたころに起きる」に基き、遅まきながら非常持出しリュックを準備した次第でした。
 避難された方の教訓によれば、若干の水、非常糧食の他、懐中電燈、携帯ラジオ、電話、底の厚いスリッパ、ヘルメット、無い場合は紐付き小型座布団、厚めの下着、公共避難施設等の住所・電話番号メモ、病気療養中の方は常備薬等、以上を非常持出しとして準備され、年1〜2回点検確認されると「備えあれば憂い無し」の格言が一層生きると思います。昼であったせいか、負傷者約700名に対し亡くなられた方1名は奇跡でした。

        埼玉県川越市  日向 昭雄
 役員の皆様お世話になっております。4月に入隊50周年を迎え、同期生と共に入隊の地、武器学校を訪れました。満開の桜に歓迎されながら往時を偲びつつ学校施設を見学し、学校の発展振りを目の当りにして感激一入でした。

       千葉県松戸市  平野 幸助
 元気で暮らしていますが、声帯の手術で5月14日から1週間位入院しますので、今回は総会を欠席致します。

      岐阜市千手堂北町  廣瀬 一明
 王土会会報、総会のご案内ありがたく拝受致しました。
 復員より60年、自衛隊退官より31年経て65才以降は医薬の加護で生き延び八十路の坂を通院を仕事にして暮らしております。自衛隊の改編、防衛大綱の改編と自衛隊の活躍、装備の近代化に驚きつつ会報を拝見しております。皆様のご健勝と会のご発展をお祈りいたします。

      千葉県野田市  福島 忠義
 何時も王土会会報をお送り頂き有難うございます。退官後10年を経過しました。その後の会社も退職致しましたので、ボランティア、畑等を通じて今まで疎かだった地元の皆様とのお付合いをさせて頂いております。

      茨城県稲敷郡阿見町  藤井 光春
 3年前に体調を崩して以来、療養していますが、回復が思うほどでもなく「めまい」の発作と付き合い消日しております。

     茨城県西茨城郡友部町  藤田 廣作
 何時もながら王土会会報に接するたびに当時を懐かしく思い出しております。定年退官して早20年が過ぎ75歳、今日あるのは在職中における上司の方々、同僚そして多くの皆様のお陰と感謝しております。残された人生、自衛隊時代に培われた精神を忘れず「いつも青春、いつまでも青春」で頑張りたいと思います。

      東京都西東京市  古田 陸彦
 誠に不本意ですが体が老化し参加できません。
 小生米寿を迎え、年相応の心身の自由度を失っておりますが、毎日散歩をしております。

      埼玉県所沢市  牧野 辰之助
 秋の老人定期検診では他に異常はありませんが、昔痛めた腰脊神経のため歩くことが不自由で独りでの外出は遠慮しております。現在は地球全体に変動も多く国家としても大変な時です。国民に国家意識が低く、今こそ自衛隊にしっかり国を護って欲しいと思います。会員皆様のご健勝を祈ります。

     鹿児島県揖宿郡山川町  松下 彦熊
 私は酉年生れで今年が当り年です。退官して約19年を経ました。揖宿郡山川町(田舎)へ帰郷して、町の自衛隊父兄会の面倒や国防の意気に燃える若人を自衛隊へ送り込む力添えをしています。最近は福祉の方にも視点を替えて民生委員として、集落の老友会の面倒をみてます。
 これからの、わが国の防衛の重点は西部方面隊になると思います。私の三男も西方普通科連隊(相ノ浦駐屯地)で頑張っています。

     佐賀県鹿島市  松本 武
 毎年桜花の季節になると王土会総会のご案内を戴き誠に有難う御座います。
 年を経る毎に自衛隊との関係も少なくなり、王土会会報により武器の変革、装備状況や皆様のご活躍の様子等を知ることができ、懐かしく何回も読みなおしている近頃です。会員の近況を楽しみにしております。

    北海道旭川市  三浦  定明
 王土会会報をお送り頂きまして有難うございます。何時も楽しく拝読させて頂いております。私は平成15年3月に軽い脳梗塞で約1ヶ月入院しましたが、お蔭様でほとんど後遺症もなく、現在は1ヶ月に1回通院して若干の投薬を受けております。
 私も今年で喜寿になりますが、市の公民館での白寿大学に通いながら冬は除雪と歩くスキーを、夏は家庭菜園をしながらグランドゴルフ及びパークゴルフを楽しみ、健康管理に努めております。

      三重県多気郡大台町  村田 力三
 昭和42年9月、関処桂支処武器部技術課長を最後にに退官しました。在職中色々の人達に御交誼をたまわりました。その間特に印象の強かった人、古田さん、青野さんの名が会報26号6頁に見えて懐かしく存じます。半世紀前のわずかな武処勤務でお遭いした優秀な人として思い出しました。

      宮崎県都城市  山内 久夫
 総会の案内をいただき有難うございました。総会には出席出来ませんが元気で生活しています。王土会会報で会員の近況、装備品の紹介等楽しみに読ませてもらっています。王土会の更なるご発展と総会のご盛会を祈念いたします。

      兵庫県宝塚市  山田 告
 王土会会報第26号(平成17.4.1)を読み大変参考となりました。
 今年5月にはイラク第6次復興支援群を第3師団から送り出すことで現在準備中であり、このための壮行行事が予定されており、地元のOB会長としてもイラクについて勉強中でしたので有難く読ませていただきました。

     静岡県裾野市  横江 正敏
 役員,事務局の方々のご活動に感謝いたしております。10年前(関西大震災、オウム事件の年)スキー事故で膝靭帯断裂以来膝痛に悩まされていますが、最近借地での家庭菜園作業、週一回の高齢者・若い人仲間のテニス等でなんとか元気に過ごしております。

(※この「会員の近況」は総会案内時にお寄せ頂いたものを五十音順に整理し、掲載させて頂きました。
 なお、葉書等を5月〜6月頃頂きましたので、内容に時候等の不整合がありますが、そのまま記載しております。)

        ◎ティモール短信
 (NGO日本地雷処理・復興支援センター《JDRAC》が行っている東ティモールでの不発弾処理指導のためリーダーとして活躍中の王土会代表理事久光禧敬氏の近況を掲載させて頂きました。
 なお、久光氏からの「ティモール短信」全てを王土会ホームページに掲載しております。)

▽2005.06.08 
From Dili, Timor-Leste No1
ティモール短信
ボタルディ(今日は)、セニョール セニョリータ。こちらは東ティモール国の首都ディリです。北側が海に面したポルトガル統治時代はさぞかし綺麗だっただろうと思わせる小さな町です。今はその面影が残っているだけです。皆様にはお変わりないことと思います。やっとインターネットがつながりました。そこで早速近況報告をいたします。
東ティモール国ディリ市は南緯8度付近に位置し、最高気温30度程度、朝夕はしのぎやすいときもあります。しかし、日差しは強烈。わたしの顔のしみもだんだん巨大化してきました。日本との時差はありません。東京と同じです。また、到着してから今日までまだ一度も雨が降りません。ディリを囲む山々も緑一色から赤茶けてきて、所々に山肌が見えるようになりました。お蔭様で私(66歳)もそしてスタッフの64・63歳の元ヤングボーイも元気でやっています。
 5月15日に現地入りし、20日には東ティモール政府内務大臣(MINISTER OF INTERIOR)との協定書の調印を終え、25日には東ティモール政府(STATE MINISTER &THE COORDINATOR OF GOVERNMENT)日本では官房長官でしようか、女性です、そして日本大使などのVIPをお迎えしてのポリスアカデミーでの教育開始式も終わりました。私もその際、一番目に英語で冷や汗ものの七分間のスピーチをやりました。それに先立ち、スピーチの原稿は日本大使館二等書記官の野澤女史にチェックをしてもらい、発音は同宿の老オーストラリア女性から深夜にいたるまで特訓を受けて望みましたが…。これは健康によくありません。
 翌26日から早速、第1期生の警察官10に対するEOD(EXPLOSIVE ORDNANCE DISPOSAL)の教育を始めました。
 その間、堀衛門さんなら想定内と言うでしようが、私にとっては想定外のこと(ある程度、覚悟はしていましたが)が連続して起きました。こちらの方はカウンターパートの警部殿を除いて、アポイントをとっても大臣、官僚さん、店舗をかかえるマネージャーさんたちはなかなか時間を守ってくれませんし、言葉の問題もあってこちらの要望を向うに伝えるのに一苦労しています。そこで私は案件解決のために、1日2件の問題解決を目標とした戦術に変え行動することにしました。つまり午前1件、午後1件、着実に案件をこなしていこうということです。常に、電子辞書、メモ帳、を駆使しての英語会話、筆談そして笑顔。こちらの方も大半は私と同じレベルの英語力ですから、コンプレックスに陥ることもなく、長嶋監督流の羞恥心のなさで話し合いを続けた結果、少しずつは問題解決の糸口が見えてきました。
 自衛隊時代の晩年や、民間会社時代は巨大な組織に守られ、何事をやるにも大半は「ご苦労さん」「ありがとう」だけで過ごすことができた幸せな日々が懐かしく思い出されます。ここではサボり屋の私でさえJDRACティモール事務所代表・秘書・ドライバー・通訳?・買い物係、掃除夫を兼務せざるをえません。 
 そのうえ、大脇・岸良両君(私のスタッフ・元同僚)が行う東ティモール警察官への教育も、当初は私が彼らの通訳をしなくてはなりませんでした。両君が日本語で、私がそれを英語?に、そして最後に現地人の通訳君が英語から現地語(ティトウム語)に。また、学生からの質問はその逆順で行いました。両君の顔から次第に笑顔が消えていきました。
 しかし、私の必死の、本当です、要望がやっと実を結び、日本語とインドネシア語の両方が話せる通訳を確保しました。お陰で教育も軌道に乗りはじめ、両君にも笑顔が戻ってきました。教育の方はもう大丈夫です。
 なお、この国は独立までは、インドネシア語で、現在はポルトガル語で学校教育が行われています。しかし、日常の会話はティトウム語(ポルトガル語と現地語がミックスされた言語)が使われています。私どもが教えている学生は20から30代前半の世代ですからインドネシア語が一番教育には向いているようです。ご参考までに。
 以上が第1回目の報告です。ホテルの部屋から見ると今日も快晴です。また暑くなりそうです。
 出発に際しての数々の激励ありがとうございました。本当に感謝しています。オブリガード セニョール セニョリータ(ありがとうみなさん)ではまた。
         東ティモール国ディリ市から 久光

▽ 2005.06.16
From Dili, Timor-Leste No2
ティモール短信
 ボタルディ、セニョール、セニョリータ。私もどうやらこちらの気候や雰囲気に慣れ元気でいます。相変わらず想定外のことが次から次に起きます。その話は別の機会に。
 今日は、東ティモールの概要についてお話ししましょう。(観光用パンフレットに基づき)
面積:1万5千ku 人口:92万4千人 
言語:ティトウム語とポルトガル語が公式語。またインドネシア語、英語が広く使われています。
宗教:ローマンカトリック91.4% プロテスタント2.6% イスラム教1.7% そのほか少数の仏教、ヒンドゥー教です。 
気候:雨期11月〜6月 乾期7月〜10月。(と書いてありますが、首都ディリは全く雨が降りません。ディリ市内の川は水無し川になっています。)
気温:山間部で15℃ そのほかは30℃よりちょっと高めです。朝夕は結構しのぎやすい状態です。しかし、日差しは強烈です。
通貨:米ドル
 6月11日(土)は、車でディリ市から東へ122km離れたBAUCAU(バウカウ)という町までドライブしました。BAUCAU(バウカウ)を選んだのは、ホテルにあるMEGE TOURの人が是非行きなさいといったことがきっかけでした。途中の道路は舗装されており、まあまあです。所々に未補修箇所があるのはこの国では仕方がないでしょう。道幅は日本の一車線程度。私たちの車(警察からの無料提供車)で出かけました。途中、よく出会うのは長距離バスと人を満載したトラック。長距離バスはミニバスとバスの中間の大きさですが、超満員でこの区間、相当の頻度で走っています。ディリからバウカウまで2ドルだそうです。道路は、海岸を、ある時は山間部、そして平野部と目まぐるしく移り変わりますが、貧しい村や町が点在し、ブーゲンビリアの赤い花だけが目に浸みます。渡る川はほとんどが水無し川でした。貧しい国です。しかし、MEGE TOUR の人が薦めてくれたバウカウでしたが、ここのどこが観光地としての魅力があるのかさっぱりわかりませんでした。ただ、東ティモールで2番目の都市であることは間違いないようです。
 どこに行っても子供が本当に多くて、大抵の学校では、需要を捌きれず、教育は午前の部と午後の部の2回に分けて行っているということです。教育はポルトガル語で行われています。
 この国に来て、意外に感じたのは、思ったより国民が勤勉だということです。男も女も比較的よく働きます。私が宿泊しているセントラルホテルは政府庁舎から歩いて2分程度、海まで2分という絶好の場所にあります。このホテルの従業員も朝の6時半から夕方は6時頃まで働きずくめです。しかし、能率の悪さも一流?で、よく働く割には部屋が一向に綺麗になりません。電気掃除機は使っていませんし、水もあまり使いません。これは、ポリス・アカデミーでも同様で、雑巾を使うことはまれです。したがって、机の上は掃除の後でもう一度拭く必要があります。まあ、働き方を教えれば結構のびる素地があるのかもしれません。なお、ホテルの宿泊費は350$/月(朝食、クリーニング・アイロンがけ含む)です。停電はよくありますが、停電とともに、ホテルの自家用発電機が稼働し、特に問題はありません。バスタブはもちろん無く、シャワーの水の出がきわめて悪いのが難点です。シーツやバスタオルの交換は不定期に行われます。
 今日はこの辺で。オブリガード セニョール セニョリータ。 久光記


    ◇ 新 入 会 員
   [どうか宜しくお願い致します]
 鈴木 基之(関東処)  鈴木 正俊(武校) 
 有留 建二(補統本)  井筒屋 英治(東北処)
 工藤 善蔵(高射校)  藤本 進(武校)
 本多 修(関東処)    三浦 芳農(関東処)
 酒井 省三(武校)    森上 清美(13後方支)
 別司 忠久(武校)    寺本 育史(武校)
 由布 宗郷(武校)    野口 俊行(武校)
 吉井 豊(補統本)    永井 伸三(武校)
 玉井 満徳(幹校)    鴨木 敬直(契本)
 北川 実(九処)     大谷 義信(契本)
 岩尾 幸博(関東処)  坂本 貞幸(北処)
 阿部 英志(補統本)  大田 保重(補統本)
 野田 宜嗣(九処)    近藤 裕(九処)
 村田 洋二(補統本)  飯島 矢素夫(武校)
 藤井 孝幸               (敬称略)

  ◆ 訃 報
     「心からお悔やみ申しあげます」

大山 泰雄(6武器)   
中黒 治(関処)     
小野 正男(武処) 
佐々木 綱村(南恵庭業)     
大石 哲朗(檜町業)     
在塚 喜久(会監)     
酒匂 利雄(国分業)      
向井 煕(三重地)      
近藤 靖(北方)    
荒川 克栄(武処)    
菅 実(東方武) 
澤頭 辰雄(10対戦)    
(敬称略)
(王土会事務局で掌握致しました会員の物故者のご氏名を記載しております。)

◇事務局からの連絡 

◎王土会連絡先移転のお知らせ
 王土会連絡先を従来「補給統制本部火器車両部」にお願いしておりましたが、5月13日の総会以降、王土会連絡先を「武器学校」に設置して頂くことになりました。
 会員の方の住所変更、ご逝去等の人事異動等がありました場合には、「王土会連絡先」へ連絡をお願い致します。
(王土会連絡先)
 〒300‐0301茨城県稲敷郡阿見町青宿121‐1
  陸上自衛隊武器学校総務部総務課広報班内
  電話029‐887‐1171 内線228
    029‐887‐1312
◎王土会ホームページのアドレス変更のお知らせ
 ご案内のように一昨年に王土会のホームページを開設し、逐次内容の充実を図っておりますが、アドレスを
「http://oudokai.hp.infoseek.co.jp/
に変更しました。ご活用の程を宜しくお願いします。

□ 編集後記
 武器職種のメッカである武器学校は「王土会連絡先」として最も相応しい場所であろうと思います。今後OBと現役を含めた武器科隊員の心の拠り所として定着していくよう皆様のご支援・ご協力をお願い致します。(T・K)




















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