王土会会報 第15号 (11.10.1)
目次

1、盛大裏に第37回総会終了
2、武器科の最近の情勢について 武器化学課長 1等陸佐 安井 剛
3、インターネット
4、会員の近況
5、新入会員
6、訃報
7、事務局から
8、編集後記
9、最近の装備品の紹介E

◎盛大裏に第37回総会終了
 第37回目の王土会総会は去る5月28日夜、東京のグランドヒル市ヶ谷において開催されました。
 当日は、名誉会員27名を含む王土会会員145名と東京近傍に所在する主要な現役自衛官47名の出席のもと、賑やかなうちに開幕となりました。
 最初に、高木代表理事の挨拶に先立ち、昨年の総会以降に亡くなられた22名の会員の冥福を祈って黙祷が捧げられました。
 会員の平均年齢68歳という本会の特徴から毎年多くの会員を失っていくことは非常に悲しむべきことではありますが、今年は不況による中高年の自殺者が増え、男性の平均寿命が少し短くなったとの報道がありましたが、そういった特殊事情を勘案すれば、まだまだ平均寿命は伸びております。健康には十分に留意し、会の平均年齢を少しでも上げていただきたいものです。
 引き続き、事業報告、会計報告及び監査報告、会則の改正について審議が行われました。
 [代表理事の報告内容]
1、現在の王土会会員数 1,027名
2、会の運営
  十条支処改編に伴う王土会事務局移転問題も関係者のご理解とご協力を得て解決し、陸上自衛隊補給統制本部火器車両部のご支援のもと、実務的にも定着し、円滑に会の運営が出来たことを、喜ばしく 思っており、改めて現職の関係各位に皆様と共に感謝申し上げたい。
[会計報告] (担当 瀬尾理事)
  [収入の部]
  総 額 1,715,911円
   主な項目 前年度繰越
       入会金及び年会費
       前回総会費の繰入
  [支出の部]
  総 額 1,001,395円
    主な項目 通信費
        会報等の印刷代
        香典・弔電費
       事務運営費
       タイピン作成費
  [来年度繰越金]
   総 額  714,516円

【注】来年度繰越金が大幅に増えているが、これの一部は今回名簿を改訂し皆様に配布しているのでその経費に充当するものである旨の説明があった。
 [監査報告] (担当 稲見理事)
 上記の会計報告に対し、厳正な監査の結果異常のないことを確認した旨報告があった。
 [会則の一部改正]
1、第3条1項
名簿の作成時期について「2〜3年毎」を「5年毎」とする。
(改正理由)
 今回会員名簿を約5年半ぶりに更新作成し、配布したが、その後の会員数の増大、会の財政状態等を勘案して、当分は5年毎更新を目標とすることが妥当と思われるため。
2、第4条
 事務局の設置場所を「十条支処」から「陸上自衛隊補給統制本部火器車両部」ヘ
 (改正理由)
現状に合わせるため。
以上の各報告に対し、特に異議もなく、出席者全員の賛同を得て可決されました。
 引き続き、前回の総会以降に入会された新入会員の紹介がありました。
 今年は36名の方々が入会されましたが、本席出席の7名の方が壇上に上がり自己紹介により紹介され、最後に代表して佐々木良博氏が「名誉ある王土会会員に入会をさせていただき、光栄に思っております。何分にも新参者ですので、宜しくお引き回しのほどお願い申しげます。」との挨拶がありました。
そして最後に陸幕武器化学課長による武器科に関する現状についての紹介(後掲)があり、総会の第1部が無事終了しました。
 ここで司会が高木代表理事から久光理事に交代し、いよいよ第2部の会食懇談に入りました。会場はいつものように中央に名誉会員の椅子席が設けられ、その周りを囲むように置かれた各人所在の県別のテーブルに会員、現職自衛官が入り乱れて着き、早くも熱気がたぎり、乾杯今や遅しの盛り上がりをみせておりました。
 司会からの指名により武器の大御所榮啓二郎氏が登壇「退官後23年、毎年ここに出席することを楽しみに生きている人間です。どうか会員の皆様の益々のご繁栄と現役各位のこの難しい世相にあって一層のご努力を祈念して乾杯をしたいと思います。」との発声により、「乾杯!」、「乾杯!」。
 お互いの再会を祝しての杯の交換、現役の諸官への激励、将にこの日ばかりは全てを忘れての交歓風景に世の不況も消し飛んでいくのではと思われました。
 年毎に盛大に行われて来ている此の総会、皆様の一層の協力でより良いものにしていきたいものと理事一同念願しております。
今年も補給統制本部の多くの隊員の方にご協力いただき無事終了致しました。有り難うございました。

◎ 武器科の最近の情勢について
陸幕武器化学課長  1等陸佐 安 井  剛
 先ずもって、本日の王土会総会がご盛会のうちに開催されると共に、滞りなく総会事項が終了致しましたこと、心からお慶び申し上げます。
 また、本席にお招きをいただき、出席の機会を与えていただきまして、誠に有り難うございます。
 昨年12月に武器化学課長に着任し、早くも5ヶ月余の時間が過ぎました。その間、王土会会員の皆様には王土会の会報紙上にて、ご挨拶をさせて頂きましただけで、ご無礼申し上げておりました。この場をお借りしまして、改めて今後とも宜しくご指導・ご鞭撻を頂けますようお願い申しあげます。
個人的なことになりますが、私は武器科職域へ、の勤務は、平成元年に1武器隊長を経験して以来であり、装備行政の中枢への配置と云うことで、その職責の重要性をひしひしと感じていますと共に、本職に配置を認めていただきました先輩諸氏の皆様には、心から御礼申し上げますと共に、今後のご指導を更にお願い申しあげます。
 さて、王土会でのご挨拶と言うことですので、最近の武器化学課及び武器科職種等に関する最近の情勢について、簡単にご説明させていただきます。
まず、後方職域の全般及び武器科職種の最近の状況ですが、昨年の調本事案以来、調達の透明性、取得改革等が叫ばれており、内部的には陸自の改革、とりわけ40年来、触れられることのなかった後方支援態勢の改革が推進されています。
 平成9年度は補給統制本部及び関東補給処の新編・改編、続いて本年度末には北方後方支援隊の新編及び第7後方支援連隊の改編、更に来年度末には北海道補給処の改編、関東補給処の再改編、東方後方支援隊の新編等全国の補給処及び後方部隊の改編が続く事になり、さらに重ねて整備体系の変革等後方職域の大変換の流れの中にあります。
この変革の大きな特性は40年来触れられることのなかった後方の態勢の改革と共に、従来の物別職域の考え方から機能別職域の考え方に変化したことでありまして、明確な職種職域から職種の表向きの識別がはずれ、職種の色が薄くなったことにあります。
 しかしながら、陸上自衛隊としては、職種を残すことは合意されており、職種の存続はあります。
また、後方態勢の改革に伴い、共通職域となった補職の配置においては、武器科への期待度は極めて高く現在人事担当のものは、適材適所且つ適切配置バランスに頭を悩ましているところであり、今後の後方態勢に職種として十分に対応するためには、今後の人材の、育成が極めて重要となって参りました。
 長期的ビジョンのもと人材の育成確保を図る必要があり、武器学校をはじめとし、各部隊等にもお願いをし努力をしなければならないところです。
先輩の皆様におかれましても、機会があれば長年にわたる豊富な経験と知識と識能をもって、是非後輩の育成にご援助頂けたなら幸いと考えております。
どうか宜しくお願いいたします。
 次に最近の武器化学課の状況ですが、昨年から財政構造改革が叫ばれ、平成11年度予算は10年度予算と同額以下に据え置かれまして、武器化学課は大変厳しい予算環境に置かれております。
正面経費の削減による厳しさは勿論のこと、更に整備諸費の削減等は担当者をはじめ補給統制本部、補給処及び部隊等に大変な厳しさを強いることとなって参ります。
 また、正面経費の削減は陸上自衛隊として部隊の態勢に整備諸費の削減は部隊等の装備品の維持及び部隊等の教育訓練及び即応態勢の維持に重大な影響を及ぼすものでありますが、少なくともその影響は即効性のものではなく、ボディーブローとして後年度に現れてくるものだと認識をし、その対応に苦慮をしているところであります。
 特に、平成12年度以降、近年に導入した装備品のオーバーホール等の周期的な整備対象となる装備品の数が増加し、経費的に必要額が急激に増加するにも拘わらず、経済情勢の急激な好転は望めず、予算環境は今までと同様に厳しい状況が続くものと考えており、整備諸費等の必要経費の獲得は極めて厳しく装備品の維持管理については、如何にそれを維持するか、如何に効率的に良好な状態に復帰させるかについての方策の追求及び予算の獲得のための妙案の案出に頭を痛めております。
また、現在12年度の予算要求の段階に入りつつありますが、本年度の特性は、現中期の最終年であるとともに、中期達成の数的影響が大きく出てくる年でもあり、更には、次期中期の土台となる年でありますので、少しでも多くの予算獲得に努力をしていきたいと考えております。
 結果的に現経済情勢の中では、先輩の皆様から不甲斐ないとご指摘を頂くことにもなるかも知れませんが、陸幕をはじめ各関係者とも一生懸命努力させていただきますので宜しくお願いいたします。
最近の武器化学課等の現況ということで取留めのないお話をさせていただきましたが、今後、益々大きく変革の時期を迎えようとしていますが、現役の後輩はそれぞれの分野で着実に任務を果たしており、武器科ヘの信頼は従来にも増して高まってきております。
 これらは本人の努力は勿論のこと、現在までにその土台を築かれた諸先輩及び関係者の努力のお陰であると思います。
どうか今後とも、後輩に対し良きアドパイサーとして、ご指導・ご教授等をお願い申しあげます。
最後に、本日、王土会へお招きいただいたことにお礼を申し上げますと共に、本会のご盛会に対し、重ねてお慶び申し上げてご挨拶とさせていただきます。

◎ インターネット

 今回のインターネットは、ご覧になった方も多いかと思いますが、此の7月18日にNHKの総合テレビで放映されたシリーズもの『世紀を越えて』の第一回「戦場革命」を誌上に再現してみました。
但し、非常に長いものですので別冊としてお送りすることと致しました。
なお、この誌上再現は、久光理事がテレビでダビングし、更にその音声を記録して纏めていただいたものです。
 なかなかの超大作であり、王土会会報での独占封切りです。
ゆっくりとお楽しみ下さい。
【一部、単語で久光理事が理解できなかったものがありますので、その部分は単語に傍線を付してあります。】(本ホームページでは省略しました。)

◎ 会員の近況
 ★ 会員からの便り

 昨年からアルバイトのつもりでホテルに勤め始めましたが、週末は特に休めなくなりました。
     (群馬県榛東村 秋元一一)

 松本業務隊を最後に定年退官し、早10数年が過ぎました。相変わらずの山猿生活です。
今日まで人生の大半を苦しめてきた股関節症も、我が残存命数と人工関節の耐用命数との対比から漸く決心し、近々にOPの予定です。順調に推移すれば秋頃にはそれなりの余生が展望できることと期待しております。
    (塩尻市 麻田雅夫)

 健康であり、専門を生かし、社団法人の一人としていくらかでも社会に貢献できることに感謝しています。
    (上福岡市 阿部 哲)

 4月1日付で町の社会福祉協議会の事務局長を拝命(第3回目の就職です)、介護保険がらみで変革の年ですが、ホームヘルパー、ディナービスの寮母に囲まれ、老骨に鞭打って頑張っています。
    (鹿児島県蒲生町 有村穆尚)

 82歳の誕生日目前ですが、現役会員として地域社会の発展に微力を尽くしながら趣味の詩吟道の師範として詩吟教室を開き、週1回指導しております。お陰をもちまして健康状態は至極良好。
    (日野市 飯窪 誠)

 昨年12月18日から今年の2月8日まで腸閉塞・腹膜炎のため入院しておりました。
 現在、アフター・ケアで通院しております。
    (上福岡市 石川 皎)

 前号の会報が届きました時は元気で見ておりましたのに、4月8日夕から呼吸困難となり、昨年と同じ病院に入院、5月の連休明けには退院しました。今後とも宜しく。
    (相模原市 池内喜明)
 
 現在、難病を患い入院中です。会報を何度も何度も読み返しながら治療に頑張っています。
     (東京都杉並区 池田幸男氏の奥様から)

 皆々様益々のご健康とご健闘を祈念致します。お陰様で小生目下自然の中で何かと忙しく動き廻っております。次第にタイムスケジュールを早めて悔いのない人生を過ごしたいと思います。
    (三重県磯部町 池田正夫)

老齢(80歳)で無収入とは云え会費を免除していただき申し訳ありません。
どうやら健康で生存しています。2年に1回「銃砲年鑑」という本に記事を執筆することだけが唯一の仕事です。
    (静岡市 伊藤 吉)
1月18日、岩手県夏油高原スキー場にてスキー中、ボーダーと接触転倒し、骨折、現地北上県民病院に入院加療、4月30日退院し、自宅にてリハビリ中です。
    (仙台市 猪俣 繁)

 山の中で唯ひっそりと生き延びています。
 山鳩や鳥、夜は狸や狐、近くの山には猪と自然そのものの環境の中で暮らしています。
 唯一の悩みは近くの築城基地を離着陸するジェット機の爆音だけです。スティンガーなら……と、アフターバーナーの炎を見ています。
    (福岡県豊津町 今井信武)

 小生も自衛隊を卒業後12年、11年勤務した損保会社も昨年3月任期満了となり、元気な内にと目下色々と勉強中です。
    (青森市 岩渕明一)

 15歳まで育った山間の僻地で大自然に親しみながらかっこいい晴耕雨読の生活を楽しんでいます。
近くに奥武蔵の観光地もあり、ご案内できると思います。どうぞ。
    (飯能市 榎戸和夫)

 退職後25年を過ぎ、先輩、後輩の訃報を聞くのが辛い心境です。現在は近所の同年代の老人(女性が圧倒的に多い)連中と趣味グループ(民謡、カラオケ、ダンス、大正琴、太極拳)の活動で毎週忙しく過ごしております。健康状態も良好で幸せ一ぱいです。
    (つくば市 上野武夫)

 皆様の健康とご発展をお祈りします。
 手術後月2回の検診と6ヶ月に1回の内視鏡検査を受けていますが現在順調です。
    (大分市 内山 徹)

 何の因果かパーキンソン症候群という難病に取り付かれ、歩行及び筆字共に困難となりました。        (相模原市 大石哲朗)

 昨年、胆嚢結石で入院手術しました。
 現在はアルバイトで毎日数時間働いております。余暇は古文、漢詩講座などに出席、旧軍の集まりなどにも参加しております。
    (松戸市 大村定喜)

 私の故郷、西境の島、対馬で年金相当分の奉仕活動を実施しており多忙です。
なお、今年喜寿を迎えることが出来ましたが、益々元気です。
    (長崎県厳原町 小川 巌)

 此の四月で81歳になりましたが、どうやら体調は回復したようです。平均余命は7年位あるようです。一病息災で送りたいもの。
            (藤沢市 小山 麓)

 平成9年9月19日、松山駐屯地業務隊勤務を最後に36年間の自衛隊生活を終了致しました。現在は保険会社を退職し、第2の職場で頑張っております。身体の方は悪いところもなく、演歌の指導員の免許を取得して身体のリズムの保持に努めております。
        (愛知県重信町 片山 清)

 退官後25年、お陰様で入院する程の大病も患うことなく日々を過ごしております。
 第2の勤務も終え、町のお役や老人クラブの会長等勤めさせて貰っております。
            (豊橋市 加藤義巳)

 昔は稀、今はザラの古希が過ぎ、足腰に多少のガタはありますが、概ね五体健全、山歩きや碁会所通いに加え、町内会の手伝いなどで元気に時を過ごしております。
            (塩釜市 金津武二)

 第2の人生 (社) 札幌地方自動車整備振興会に15年勤めて退職し8年、現在72歳になりましたが、健康の為毎日走っています
            (札幌市 金谷敏勝)

 三菱重工を2年前に退職、現在はボランティア活動、バドミントン、インターネット、旅行と忙しく過ごしています。
        (茨城県阿見町 川村和彦)

 年金生活に入り、晴耕雨読をもじり、晴天は釣り(家から20分の佐鳴湖)、ゴルフ(車で40分のゴルフ場)、雨は古女房とマッキントッシュのパソコンを楽しんでいます。庭が広いので草を取るのも大変。最終目標に軟着陸する準備中。
           (浜松市 河合 保)

 損保代理店業を10年余、昨年から生保代理店も併業、2000年からの焼烈な生き残り作戦が展開されます。あと3年で70の大台を迎えますが、気力さえ続けば現役で戦場参加が出来ます。
 余技にも少し力を分割しながらそこそこにやっていきたいと思っております。
           (恵庭市 菊池 正)

 毎日、中高生と接触しています。勉強の外いろいろと世相について様々なことを語り合っていますが、いつも感ずることは情報の豊富さが心の歪みに影響していることです。
 情報を正しく分析出来る芽を育てたいと思います。
          (小野田市 北嶋一孝)

 今年で81歳です。若干歩行困難になっていますが、気性は健在です。会報で4武器の入部次男君が逝去と知り吃驚しています。
 同期の長谷川(武校教官)、山田十郎、上橋道治、志垣亮介、遠藤(十条支処)、奥園(4武器)、加藤(旧4管武器課長)の諸氏の事が懐かしく思い出されます。
       (川崎市多摩区 木下里二)

 平成3年狭心症と心筋梗塞で倒れながら9年になり、いまだ身体障害者指定もあり通院の身でございますが、体調は比較的安定しており元気です。
 山形県下の武器科職種を召集し、「武親会」(ちょっと字が不明瞭でしたので判読しました。もし誤りがあればご指摘下さい。編集者)を結成し十⊥年目をこの秋に迎えようとしております。
            (山形帯 革野 稔)

 今年、喜寿を迎えました。
 ボランティア活動として (財) 借行社理事長の職を勤め、結構多忙の毎日です。
        (東京都練馬区 近藤 靖)

 本年3月末、43年間の勤め人に終止符を打ちました。昨年体調を崩し、リハビリをやっているので、当面は再度の 「健康回復と維持」 「ボケ防止」 を目標に残りの人生の過ごし方を考えている昨今です。
        (茨城県阿見町 坂上英之)

 現在、腰痛とパーキンソン症で10年12月から通院いたしております。
       (鹿児島県隼人町 酒匂利雄)

 老松閑座の心境には未だしの感。山菜、やまべ、きのこ採りの日々。元気です。
         (札幌市 佐藤祐三郎)

 定年後早くも10年経過。お陰様で元気に暮らしております。
            (西宮市 塩根正夫)

 74歳にもなると、皆さんの訃報に驚きながら心新たに精進しております。
 目下、書道塾とゲートボールで日々健康を感謝しております。
            (大分市 末綱 學)

 昭和26年に1武器をスタートいたし、土浦、島松、東北の各Depと勤め、出身地の仙台に落ち着き、多賀城に居を構え、現在80歳になりました。健康で元気に生活しています。県支部、母隊のOB会に出席するのが楽しみです。
     (多賀城市 菅原守一)

 目下のところ体調良好、毎日元気にやっています。健康維持のため、ささやかに仕事を続けています。
     (日進市 杉浦正義)

 昨年、胃潰瘍で2/3胃を切除し、未だ療養中です。
     (高槻市 鈴木秀臣)

 ボランティア関係の調整役や詩吟、気功、パークゴルフなど、元気に頑張っています。
     (恵庭市 驚見清一)

 当方、無事息災、相変わらずテニス、ボーリングを楽しんでおり、今年も富士登山を目標に元気で頑張つています。
      (相模原市 関口晋一郎)

 退職して25年を迎えました。武処も我々の想像以上に発展しておられる様子で一度拝見してみたいものです。
        (北九州市 瀬戸 弘)

 満80歳になった昨年、高齢者の体力テストに挑戦、いろいろなテストがあったが、60歳代の体力ありとの判定。5百メートルを何分で歩けるかのテストがあり、6分で歩けた。
今は、ゲートボールを楽しんでいるが、老人向けの最適のスポーツだ。
老人会の会長をしたり、神社の世話をしたり、兎に角頭の老化防止に努めることだ。
     (香川県詫間町 田尻壽男)

 6年前から地区執行部に参加し、昨年からは1、2丁目地区長として奉仕活動をいたしており、何とか暇なしの状態であります。
健康の方も、20年ほど服薬しておりますが、カラ元気で頑張っております。
     (土浦市 高野喜一)

 4年ほど前に脳梗塞、心筋梗塞に罹りリハビリなど行い、ほぼ回復しましたが、まだ長時間の外出は困難であります。字もどうやら書けるようになりました。
(きれいなはっきりした字で葉書をいただきました。 編集者)
     (市川市 高橋 功)

 第3の人生も無事終わり、現在会社の多忙時期の間、パートとして働いております。
69歳、趣味を活かし、健康保持に努め元気で過ごしております。
    (恵庭市 滝谷 進)

 光陰矢の如し、20年経過、心身共に老齢の仲間入りですが、未だ20数キロを通勤し、頑張っています。
    (宮城県富谷町 武田吉巳)

 定年のない大衆割烹を仕事として生き甲斐を感じ頑張っています。十条駐屯地の近くなので、諸兄の近況、後輩の話題等々見聞しつつ健康が一番と陳頭に立って頑張っています。上京の節はお立ち寄り下さい。
     (東京都北区 田谷純治)

 定年後13年、未だに自衛隊時代とは無関係の業界で頑張っております。現職中自衛隊以外のことは何も考えることのない環境から、政治経済等の流れを読み、予測が必要な立場で一層の勉強が求められております。
     (恵庭市・土屋隆司)

 昨年暮れ、3回目の定年退職、目下近隣散策、ビデオ撮り、パソコン編集等に熱中、元気でやっています。
     (横浜市鶴見区 露 勉)

 ナイキで空自に転属、すっかりご無沙汰いたし申し訳ありません。
種田閣下はご健在と存じます。
      (横浜市栄区 出川亀太郎)

 退官後23年、星霜の流れに世相の変わりは激しいもの。先日手にした会報に知己の人の訃報を眼にして、感無量。家族の便りも載せられて、その心配り感じ入りました。
まだ、元自衛官のプライドと、生きる喜びをもち、且つ社会の指標として頑張つています。
    (岐阜県穂積町 長尾 登)

 ご無沙汰ばかりで申し訳ありません。私こと、3月〜4月まで1ヶ月間心筋梗塞のため入院しておりました。
皆様のご健康をお祈りいたします。
     (立川市 中筋 豊)

 毎日、剣道現役で青少年並びに一般の指導稽古を行っております。
東京ヘは大会審判、或いは剣道7・8段の審査に日本武道館へ行っております。
   (姫路市 長野武大)

 武器学校教育部で7年間教官をして定年、それから丁度30年になります。名簿を見ると懐かしい人が沢山おられますが、訃報にも知人が多く寂しさを感じます。
会報の会員の方の便り懐かしく拝見しております。
    (川内市 西 徳次)

 退職して早や20年。気分だけは現役のつもりで頑張っております。
     (岡山市 西尾勝敏)

 第2の仕事(経団連)も65歳で退職。教育訓練給付制度を活用し、資格取得のためチヤージ中。
     (つくば市 西田 司)

 定期的に病院ヘ行っておりますが、元気で過ごしております。
     (江別市 西山 勇)

 武器学校の草分け時代、器具科ついで射撃統制器科で職務を共にした西中邦男、大澤澄男、有原紀一(命日順)の元教官各位に先立たれ寂蓼のどん底、不肖は身障(骨盤骨折、6等級)の身体でリハビリに明け暮れています。諸賢兄のご健康をお祈りいたします。
     (日野市 羽田野 登稔)

 元気でまだ勤めています。武校で習ったFTCALを若い人に教えています。雪道にタイヤチェーン装着をやかましく言うのも、オイルの種類に関心があるのも、若い時の教官のお陰と思い感謝しております。
     (伊丹市 橋本 良)

 最近、眼を患い、夜間視力が落ちるとともに、医師から飲酒を禁じられているので、夜の会合は出席を控えております。
     (横浜市旭区 馬場良雄)

 昨年の5月、第3の人生の建設会社勤務に終止符を打ち、史跡や温泉巡りを楽しんでいますが、12月初旬から健康を損ない、3月初旬までに3回の入院生活を送り、目下、除々に体力の回復に努めているところです。
     (筑紫野市 林田重郎)

 定年退官より25年も経過し、自衛隊の勤務年数よりも1年多くなってしまいました。胃摘出手術より10年、慢性胃炎と医薬の加護と悪運が余生を自由に好きな短歌、川柳等で有意義に暮らしておりますが、20年前に悪妻に先逝かれ、息子一家と仲良く過ごしております。
     (岐阜市 広瀬一明)

 自衛隊を卒業して早や20年経ちましたが、丈夫な身体に感謝しつつ、毎日田舎で暮らしています。
   (福島県大信村 藤垣学)

 昨年は、愛車のパジエロに撮影機材、ゴルフや釣り道具を積んで全国各地へ。走行距離約6万キロ走りました。
     (千葉市 藤田誠也)

 一応喜寿通過を遠大な目標と定めて健康管理に努め、心優しいトシヨリ生活を送っています。
     (宮城県利府町 逸見信也)

 薩摩半島の最南端(温暖な地)で夫婦で生活しています。仕事は、「フラワーパークかごしま」で県の嘱託職です。ここで全国の来園者の方と親しく過ごしています。
66歳になった男。
   (鹿児島県山川町 松下彦熊)

 昨年秋口に十条駐屯地を訪ねました。会報により多少は承知しているつもりでしたが、あまりの変わり様に驚くと共に立派な建物、周辺の環境整備に感心いたしました。駐屯地転出後20年以上になりますが、旧知の隊員もまだ多くおられ大変お世話になりました。
感謝いたしております。
     (鹿島市 松本 武)

 3月末、蔵王山越え。地蔵尊の頭も撫でて子や孫の頭も撫でたいと思った。37年武校研究員時代、若かりし加藤・佐野両氏と苦労して登ったザンゲ坂を独りで楽々4回も滑れる良い時代になった。旧青雲荘(クラブ)は8階の高層ホテルに変わったが、自衛隊の地位は変わらず。正当な国防態勢を願うや切
なり。
     (仙台市 三上元郎)

 この病気で倒れて以来4年。皆様には大変無沙汰いたし申し訳なし。乞うお許しを。
 リハビリに依り漸く歩行できるようになったのも束の間、今度は腰痛が出て、又元の木阿弥。また、やり直しです。
     (横浜市戸塚区 見砂一郎)

 お陰様で健康にも恵まれて将に悠々自適。
67歳の老音を謳歌しております。
     (京都市右京区 三田村幹男)

 「露天湯の空にとどまる秋の鳶」
まだ勤務続行中で、時折近くの温泉に入り老躯を休めております。豪雪も殆ど消え、櫻の季節を迎えようとしている4月の末、先輩旧知の方々を思いだし、武校の庭に集う日があればと念じています。
    (北海道北広島市 水口 茂)

 3月29日に69歳になりました。お陰様で元気です。
保険代理店を始め早や14年になり、そろそろ娘婿にバトンタッチして、あと悠々としたく思っております。
   (岐阜県串原村 三宅直悦)

 72歳になりましたが、お陰様で元気で、まだ、専門学校の講師を務めています。
    (佐賀県三田川町 村井光一)

 お陰様で第2の職場車両整備工場にて油にまみれて、まだ元気に頑張っております。
   (仙台市 村越行雄)

 小生、お陰様で元気で晴耕雨読の余生を過ごしています。
    (三重県大台町 村田力三)

 この度、83歳になります。老人クラブの会長などを元気に務めております。
     (仙台市 柳沼栄三郎)

 私は、昭和56年3月に51歳で定年退官しましたが、以来早くも18年が過ぎ去りました。退官後は住友海上火災保険(株)に勤め、平成6年末に目出度く2度目の定年退官となりました。現在は金沢市の高砂会で元気に楽しんでおります。
     (金沢市 山岸留雄)

 退官より20年、古希を迎えましたが、無事に過ごしております。
     (国分市 山口藤吉)

 糖尿病治療に専念しております。血糖値が降下し、安定すれば年1回の総会に是非出席したいと思っております。
     (御殿場市 山下 等)

 師団改編に伴い、出雲駐屯地も大きな移動が行われ、時代の流れをひしひしと感じています。          (出雲市 山下忠雄)

 無為の長命82歳、只々お恥ずかしい次第です。昨夏癌のため胃の2/3を切除、只今静養の身とはいえ、一日も床に伏すこともなく、花木の手入れ、草刈りなど体力増強に努力中。しかし、遅々として効薄く、骨皮筋衛門の域を脱し得ず残念。コンポスト、太陽熱温水など環境に優しい生活に取組中。
      (横浜市泉区 山田十郎)

 昨年3月末日をもって、第2の人生(13年間にわたる会社勤め)を終了しました。
今後は力の続く限り地域社会の貢献に力を注ぎたく努力中です。
     (宝塚市 山田 告)

 昭和59年退官後7年の会社勤めを経て今日まで病気一つせず、平凡ではありますが、元気だけが取り柄の毎日です。
     (都城市 山内久夫)

 定年再就職も1任期(2年1ヶ月)を終え、2月15日より再々就職(仙銀ビジネス(株)し、元気で新入社員中です。
     (宮城県鹿島台町 山ノ内東)

 「武器」をめぐる諸般の状況は大変革のようでなかなか理解できないところもありますが、時の流れでしよう。今年で名誉会員とな りますが、思えばよく生き長らえたものです。
     (名古屋市中川区 山田茂登一)

 傘寿ながら一病患災です。小生は武校創設から約8年土浦に居り、子供達も土浦を第2の故郷と呼ぶほどです。その土浦、阿見も変わった様子を見てきました。十条も昔の面影しか知りませんが。
    (岐阜県南濃町 山辺芳夫)

 名誉会員の末席を汚させていただきましたが、数え年で80を迎えましたので、総会などは控えさせていただいています。
今は「終わり良ければ全て良し」の心情です。18年の自衛隊でしたが、「キャタ三菱」の四国ディーラーの支店長・役員など16年、特別養護老人ホーム施設長を3年半務めました。只今は地域の役員を次々と一言うところです。・(独居老人の一人です。)
うつし世を生き生かさるる目刺し焼き
     (鳴門市 吉枝直樹)

 月のうち数日の僅かな仕事を除き、毎日が休日の状態なので、テニスやクロスカントリースキーなどを楽しみながら健康の維持を図っております。ただ、頭の方の訓練が不足がちで聊か気になっています。
      (千歳市 渡辺宇喜雄)

 今回も沢山のお便りを送っていただき有り難うございました。
 今後とも宜しくお願いいたします。
      (編集者)

 ☆新入会員
草原 洋三(武 校) 工藤 道夫(別府病)
稲津 昭二(補統本) 齋藤 吉蔵(9特連)
菅野千賀男(関東処)  古泉 洋(調 本)
山本 文好(北 処)

 ★ 訃 報
「心からお悔やみ申し上げます。」
出羽 益男(関西処)[7.12.21]
本田富士夫(10師団)[8.6.11]
有原 紀一(関西処)[10.9.22]
中村 良二(十 条)[10.9.29]
勝又 清富(武 処)[10.11.26]
秋元友造(北方武)[10.12.2]
後藤 準一(神地連)[11.1.15]
村上 良夫(中方武)[11.1.27]
白井他家夫(関西処)[11.4.23]
樋澤 睦男(十 条)[11.5.2]
橋本安太郎(武 校)[11.6.23]
中村 宏(東 方)[11.6.7]
加藤 基次(十 条)[11.7.14]
佐藤 市郎(東北武)[ 不 詳 ]

 ◎ 事 務 局 か ら
1、会報掲載の記事募集について
お陰様で会報の年2回発刊は順調に実行され、皆様からもご好評を頂いておりますが、まだまだ会員相互のコミュニケーションのメディアとしては、その機能を十分に発揮していないと思われます。 特に、4月発刊の会報は、皆様からの声を伝える記事に乏しくその編集に苦慮しておりますので、今回から皆様に近況等の記事募集の葉書を送らせていただくこととしました。
 但し、毎回全員に送ることは経済的にも無理がありますので、毎回百名の方に送ることとします。しかし、葉書を受け取られても決して強制ではありませんので、何か書いてみようと思われる方は気軽に書いて投函して頂ければ幸いです。
 細部については、葉書を送る方には案内書を同封しますので参考にして下さい。
宜しくご協力のほどお願いいたします。
2、会費の納入について
毎年、名誉会員以外の方には年会費を納めていただいておりますが、事務局の交代等もあり、これまで皆様に納入状況をお知らせしておりませんでした。
会費制となって8年も経ちますと、皆様自身も確実に毎年納めているのか疑問に思われている方もおられることと思います。
 従いまして、今後、帳簿上会費未納となっている方には会費納入状況表をお送りいたすこととしました。
どうかご確認の上、未納が確認できましたなら、同封の振込用紙をご利用の上、送金をお願い致します。
なお、手違いがありましたならば、遠慮なく事務局までお申し出下さい。
3、新会員名簿の送付について
皆様にご協力いただき、新しい会員名簿が出来上がりましたので、ご希望の皆様へ送付いたしました。8月末までに送付を完了しましたので、既に皆様のお手元に届いていることと思いますが、もしご希望されて未だ入手されていない方がありましたなら、お手数ですが事務局へご連絡下さい。
4、本部及び事務局担当者の交代
本会の本部にあって会の全般についていろいろとご協力頂いた
 陸幕武器化学課総括班長 山上 満1佐
が西部方面武器隊長に、
また、事務局にあって直接ご支援頂いた
補給統制本部火器車両部補給計画第1課
管理班長 多久正光3佐
が陸幕装備計画課ヘ
8月1日付でそれぞれご栄転されました。
ここにこれまでのご協力に対し厚く御礼申し上げますと共に、新任地での益々のご活躍を祈念申し上げます。
なお、山上1佐の後任には幹部学校から山下富雄1佐(防大22期)が着任されました。皆様と共に前任者同様宜しくご協力のほどをお願いいたしたいと思います。
多久3佐の後任については暫くの間、空席となるようです。
◎ 編 集 後 記
第15号会報無事発刊し、ホッとしました。
と言いますのは、これまでは勤め先のOA機器を駆使しての編集でしたので、比較的楽に、しかも至短時間に処理できました。
 しかし、編集者も10年の任期を終え、この7月に会社を退職したため、家にあるパソコンが唯一の編集機器となってしまいました。
時間は充分にあるのですが、パソコンだけでは編集に種々の制約があり四苦八苦の1ヶ月でした。もう少し我が家が事務局に近ければと思ったりもしております。
今回は、久光理事のご協力でこれまでにない別冊をもお届けすることが出来ました。
少しでも会員各位のお役に立てればと念じております。

最近の装備品の紹介 E


自走155mmりゅう弾砲(今年度中に制式化予定)

性能諸元 (参考)75式自走155mmりゅう弾砲
乗 員 4人
全備重量 40.0t
全 長 11.3m
全 幅 3.2m
全 高 4.3m
旋回性能 超信地
速 度 49.6km/h
エンジン 水冷4サイクル直列
6気筒ディーゼル機関
6OOPS
最大射程 30,000m
発射速度 18発以上/3分間
乗 員 6人
全備重量 25.3t
全 長 7.79m
全 幅 2.98m
全 高 2.55m
旋回性能 超信地
速 度 47.0km/h
エンジン 空冷2サイクル
6気筒ディーゼル機関
450PS
最大射程 19,000m
発射速度 6発/分
武 装
155mりゅう弾砲× 1
12.7mm重機関銃M2× 1
製 作
車 体 三菱重工業(株)
砲 塔 (株)日本製鋼所
 備   考
師団特科連隊などに配備され、近接戦闘部隊を支援する。11年度予算で4両を調達。











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