目次
1 会の運営順調に進捗
2 会費の徴収について
3 名簿の作成及び配布について
4 次期総会の実施について
5 武器科の近況
6 会員の近況、新入会員、訃報
7 編集後記
王土会会報 第3号 (5.10.1)
 会の運営順調に進捗
 前回の会報でご報告しましたとおり、新体制での初年度の仕事として、会費の徴収、名簿の作成など逐次実施しておりますが、お陰様で会員各位の絶大なご協力により順調に進捗しております。
 以下細部について御報告申し上げます。

 会費の徴収について
 本会の益々の発展のため、本年度から会費の徴収を行うこととなり、早速先般、全会員の方々にご案内いたしましたところ、会員各位の深いご理解により、下記のように我々の予想を遙かに上回る多くの方々が新規に会員登録を行っていただきました。
 誠に有難うございました。
 理事一同、益々その仕事の重大さを痛感いたしております。
案内発送数      1,257名
正会員         827名
名誉会員(喜寿を迎えられた方)  56名
    合 計 883名
 唯、残念ながら一部の方々(約50名)ではっきりと退会の意思表示をされた方がおられ、一抹の寂しさを禁じ得ない面もありましたことを付け加えさせていただきます。
 なお、3年以上会費未納の場合には会員の資格が無くなってしまいます。今年度分をまだ納められていない方は、お近くの郵便局から下記宛てにお振込み下さい。
 ロ座番号 東京2−37609
 加入者名 王土会事務局
 年会費 1000円也 (送料加入者負担)

 名簿の作成及び配布について
 先般、会員各位から寄せられました名簿作成資料をもとに、左記の予定に名簿の作成に着手いたしております。
1、完成時期 本年12月末
2、配布時期及び方法
  新入会員…………………入会の都度
  次期経会出席者………総会時手渡し
  その他の方…………総会終了後郵送
3、名簿代
  無 料(但し、送料のみ個人負担)
4、申込方法
  総会に欠席の方は、次回の総会案内時に伺封します振替用紙にて、送料 等(500円)を振込みの上、申込んでいただきます。
 なお、今回から付記することにしておりました「期別」につきましては入隊時期により呼称区分などがまちまちであり、誰にでも理解できるように記述するためには、決められた小さなスペースでは収めることが困難なことから、名簿には載せることを取り止めることにしました。尚、ご回答いただいた期捌資料は役員会事務局サイドで各種連絡事務等に活用させていただきますので、御了承ください。

 次期総会の実施について
 総会は多くの方々が楽しみにしておられる年1回の行事でありますので、理事一同、心してその準備に取り組んでいるところでありますが、これまで、その実施の時期につきましては色々とご意見がありましたゆで、先般改めて、アンケートにより会員各位のご意見を伺いましたところ、「気候の良い5月頃がよい」という方が半数以上おられました。
 このアンケート結果を踏まえ、役員会に図りました結果、次期総会に付きましては、
 時期 明年5月後半の金曜日
 場所 前回同様『グランドヒル市ヶ谷』を予定することといたしました。
 細部に付きましては、後日ご連絡申し上げます。

 武 器 科 の 近 況
 会員各位においては、退職後もやはり後輩の活躍状況が気になるところではないかど思いまして、今回は、我々の時代には思いも寄りませんでした海外派遣(PKO活動)について、武器科関連に絞り、その概要特集してみました。
☆PKO活 動
 国連カンポジャ暫定統治機構の活動支援の一環として、平成4年9月以来、荒廃したカンボジャの国道、橋梁補修のため施設科部隊を基幹とした、1次、2次ともに600名にのぼる要員が派遣されていることは、皆様既にご承知のとおりでありますが、この中には約30名の武器科隊員が、火器・車両の第2・第3段階整備および発見された不発弾等の処理を主任務として活躍し、報道面には現れない地味な業務ながらその任務を遺憾なく発揮し多大な成果を収められており、その概要は次のようなものであります。
[第1次派遣隊]
 期 間   4.9.25〜5.4.9
 編 成
車両整備班長 福原 宏2尉(中方武)
処理班長    君川 恒治2尉(13後支連)
他 陸 曹 等 26名
中方武、10後支運、13後支連、関処、中方総監部付隊
 成果の概要
補給 整備用部品 300品目 約1000点
整備 車両整備 827件
不発弾処理 60迫弾等 45発
[第2次派遣隊]
 期 間   5.4.10〜5.9.末(予定)
 編 成
 整備小隊長  杉田 茂1尉(北方武)
  他 幹部     2名
陸曹等      29名
     (北方武、2後支連、北 処)
成果の概要
本誌発行時点までには集計されておらず詳細は不明ですが、概ね第1次と同程度が見込まれているようであります。
 以上のような後輩たちの不慣れ、且つ、過酷な環境のもとでの1年間
にわたる平和維持活動も無事終止符が打たれ、9月末には全員帰国の予定であります。
 我々会員も、我々の成し得なかったその成果に心から賛辞を贈りたいものです。
 なお、現在、アフリカ。モザンピークの国連平和維持活動にも輸送調整業務の部隊(約50名)の一員として派遣されております。
 派遣隊員
伊東昭夫1尉 (武器学校)
他陸曹1名 (大分弾薬支処)
 派遣期間 5.5.上旬〜11.上旬
活動の概要
後方運用幹部および輸送業務陸曹として活躍中

 会員の近況(5.1.1以降)
 (  )内は最終所属
☆本年度春の叙勲
 勲四等旭日小綬章
  高島健一(技本、技術開発官)
☆故人に対する叙勲
 正四位(特旨)勲三等端宝章
  故中根新一(武器補給処長)
☆新入会員
 太田 稔(十条) 岡久武治郎(武校) 須賀正博(東方武) 伊原 崇(十条)
 峰村千徳(資統隊) 大村 明(十条) 山本 賢(武校)   今 耕輔(十条)
 宮下 誠(幹校) 谷口精一(十条) 福山 統(十条) 池田恵次(吉井)
 坂本信夫(武校) 太田和政(北処) 佐藤満也(北方武)
 大村勝行(西方付) 勘解昌宏(武処) 鎌田哲男(関処)
 エ藤光明(313武) 足立充正(中 資) 横山 均(11後支)
 土川 勝(武校) 盛 良雄(武処) 山ロ 進(武校) 坂入幸廣(十条)
★訃 報
沖野泰司(防大)[5.1.7]
宅見明彦(関処)[5.1.24]
遠藤正夫(十条)[5.2.27]
塘 真臣(関処)[5.4.25]
中村嘉一郎(十条)[5.5.26]
中根新一(武処)[5.6.23]
西永信光(防 研)[5.7.28]

 編 集 後 記
 50名からの退会者には少なからぬ衝撃を受けました。やはり会員として何か意義を見出だせないならば、これからも一人二人と退会者が出てこられるものと思われます。
 そのようなことにならないように、せめて会報だけでも年2回は発行し、会員の近況、部隊等の実情などをお知らせすることにより会員相互の絆となるよう努力していきたいと考えております。
 皆様からも会報にふさわしい記事がありましたならどしどしお送り下さい。
なお、今回は武器科の近況としてPKO活動を取上げてみましたが、次回は桧町駐屯地移転に伴い、十条、霞ヶ浦駐屯地等が大きく様変わりする様子をお伝えする予定にしております。


 











inserted by FC2 system